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中学1年生 宿泊研修に行ってきました
中学1年生 宿泊研修に行ってきました。
中1学年は、4月16日(水)から4月18日(金)まで岡山県美作市に宿泊研修に行ってきました。
(1日目)
生徒たちは、まだ電車での通学も慣れない状況のなか、無事に千里南公園に集合することができました。その後、バスで一路、岡山県美作市へ。行きの車内では早速、関西大学第一中学校の校歌が流れ、生徒たちは宿泊研修への気分を高めていきました。
到着してみまさかアリーナで昼食休憩をとったあと、早速、「集団行動」や「チームビルディング」を行いました。皆で協力し合って、声を出しながら各クラス整列のはやさを競いました。また「全力ジャンケン」や「ジェスチャーゲーム」など、様々な活動を通して、生徒たちは仲間づくりのきっかけをつかんでいきました。
夕食では旅館のごはんの味に皆が大満足。入浴では大浴場につかり、一日目の疲れをゆっくりと癒していました。夜の学年集会では、「思いやり体験」の事前学習を行いました。顔つきは真剣そのもので、思いやり体験にむけた生徒たちの姿勢がよくあらわれていました。
(2日目)
朝に健康チェックを終えた後、「朝のつどい」を行いました。一中での「朝の集合」は初めての体験。服装、集合、行動に良いところは見られるものの、この時は「まだ、一歩足りない〝惜しい〟状態」でした。朝の先生方のお話で気を引き締めて、生徒たちは次の行動の準備を行いました。
2日目の最初の活動は「オリエンテーリング」でした。オリエンテーリングでは、一中の歴史や中1学年の先生方の情報を問う「クイズ」が、みまさかアリーナの周囲のあちらこちらに散りばめられていました。生徒たちは班ごとに協力して、広大な敷地を散策しながら謎解きに勤しんでいました。天候は快晴で桜もまだ残っており、非常に気持ちの良い気候のなかでオリエンテーリングを行うことができました。
午後は「思いやり体験」を行いました。ご高齢の方、目の不自由な方や妊婦の方の、身体の動かしにくさ、視界の悪さ、耳のきこえにくさ等を各班に分かれて体験しました。疑似的な体験ではあるものの、生徒たちは相互に優しく介助したり、また「お腹の赤ちゃん」を丁寧にいたわったりする様子を見せていました。
入浴・夕食の後は、学級活動。それぞれのクラスの個性が光る夜となりました。次の日の「スポーツ活動」に向けた走順決めや作戦を立てながら、2日目の美作の夜は少々にぎやかに更けていきました。
(3日目)
3日目の「朝のつどい」は前の日とは別の体形での集合となりました。しかし生徒たちは混乱することなく、体育委員を先頭に声をかけあいながら5分前にはほぼ集合・点呼を完了することができました。前日2日間の研修の成果が垣間見えた瞬間でした。
部屋点検を終え、荷物を整え、みまさかアリーナへ。この日の活動は「大繩跳び」と「いろいろリレー」でした。大縄跳びは、各クラス練習時間から苦戦を強いられました。なかなか思うように跳べず、どうにもならない状況...。そのような時に、自然と仲間どうしの声かけや応援が自然と生まれてきました。うまく跳べたチームも、そうではなかったチームも、この3日間で培ったものが発揮された瞬間でした。集大成の「いろいろリレー」は大盛り上がり。どのチームも接戦で、最後まで順位のわからない大混戦となりました。何よりクラス全員が声を張り上げて応援している姿を見て、中1学年の教員一同は、この研修の成果をしみじみと実感していました。
わずかな期間ではありましたが、この3日間の研修を通して成長を遂げ、多くの生徒たちは「小学校6年生」から「一中生」へと階段を上り始めました。加えて、この3日間は天候にも恵まれて、非常に有意義な宿泊研修となりました。バスの運転手の方々、看護師さんや旅行者の皆さま、美春閣のスタッフの皆さまをはじめ、関わった全ての皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。