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第2学年 自然教室の感想

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 さる2019年11月5日(火)から3泊4日の日程で、関西大学第一中学校第2学年は和歌山県白浜町において自然教室を実施した。本年は2010年に同所において自然教室を開始して、ちょうど10年となる節目の年である。そこで、従来の民泊や「ほんまもん体験」に加え、10周年となる記念行事を離村式時に行い、合わせて記念品や記念文集を作成した。
 以下は参加した生徒の感想である。


 自然教室の1日目の朝、電車に揺られながらものすごく緊張していました。忘れ物はないだろうか、民泊の人のお手伝いを上手にできるかなぁ、などの思いがこみ上げて自信がなくなっていきました。稲むらの火の館に着いた時は、緊張感がなくなって、逆にとても面白かったです。津波の怖さやその対策が心に残りました。ホテルでは何事もなく一夜があけてホッとしました。向平キャンプ場で入村式を終えた後、金子さんの車に乗りました。この時、再びめちゃめちゃ緊張していました。金子さんの家に着いても緊張は収まらず、昼ごはんを作り終えた後、金子さんと一緒に食べました。そしたら、緊張がすぐなくなりました。畑でさつまいもや小芋をとるコツやポイントをたくさん教えてくれました。さつまいもの茎や葉は食べられることを知って、驚きました。夜、疲れ切っていたのかすぐにぐっすり寝てしまったことを覚えています。よく朝、ご飯を食べ、「ほんまもん体験」の準備をしました。梅ジュースを作り、梅の木のいらない枝を切りました。すごく楽しくて梅ジュースは家でも作ってみたいと思いました。午後の草刈りと球根植えが終わった後、ずっとここにいたいと思いました。4日目の朝、今日が別れの日と思うと悲しくなりました。離村式では泣いている子もいて、さらに悲しくなりました。電車で手を降った時はとても悲しかったですが、今では最高の思い出となりました。(男子)

 11月5日、好天候に恵まれ、出発した「自然教室」。私たちは多くの方々のホスピタリティをいただきながら様々な自然と触れ合う貴重な体験を得ることができました。家業体験では芋掘りを愉しみました。普段、端末やパソコンに浸っている生活を送っている自分にとっては、大地と向き合う土くさい作業は、原始的で人間らしい行為で魅力的に感じました。私にとって民泊は人生初めての体験でしたが、見知らぬ人間を温かく迎え、受け入れてくださったことに大変驚きました。白浜のお父さん、お母さんにありがたくこの上ない感謝の気持ちでいっぱいです。私も大人になったら、他人を受け入れ、厚く思いやることのできる、白浜のお父さんとお母さんのような立派な人間になりたいと思いました。いただいたお便りにありました言葉の通り「白浜は第二のふるさと」のように感じています。白浜は歴史が深いだけでなく自然にあふれていて、やさしい気持ちになれる場所です。(男子)

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今回の自然教室で、看板の下絵とコースターの焼印にする絵を描かせてもらいました。事前に作ったそれらを、和歌山の人達にプレゼントしました。
午後活動後、集合場所に戻ってくると、備長炭の担当の人たちが看板製作をまだしていて、自分の目で完成形を見ることが出来ました。文字の事で先生に謝られたりもしましたが、思っていたよりも仕上がりが良くて、すごいなぁと感じました。焼印を押したコースターの製作では、焼印を押すのはほとんど他のクラスの子にしてもらいましたが、七十個ほどの頼まれた数が完成した時には、自分が作ったんだ、みたいな気持ちはなくて、ただただ全部出来た、と感じていました。が、偉い人に渡した時に、すごいお礼を言われて、自分が作ったものを喜んでもらえるんだと実感しました。自然教室の行事の一環である「ほんまもん体験」では、紀州備長炭風鈴づくりをしました。スタッフの人の備長炭についての話は、事前準備が大変だったんだろうなと思えるくらいしっかりしたもので、とても分かりやすかったです。作り方や説明も丁寧に一つ一つ教えてくれて、自分で最後まで作ることが出来て、楽しい思い出となりました。「防災」をテーマに学びに行った自然教室では、学ぶ事もできましたが、それよりもたくさんの思い出が出来て、人生の1ページを鮮やかに飾ってくれるものになりました。(女子)

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「こんにちは、お願いします」から始まった2泊3日の民泊。私は最初"民泊の人はどんな人なのかな。""ちゃんと話せるかな"とすごく緊張していました。そんな気持ちで入村式を迎え、ついに民泊先の人とご対面。優しくて、喋りやすいお父さんでした。家に着くと、家業体験や芋掘りなど大阪では出来ない体験をすることが出来ました。千畳敷や三段壁、円月島など、自然と関連している観光地に連れて行ってもらいました。夕日がとても綺麗で、時間を忘れてしまいそうでした。掘ったさつまいもでおやつを作ったり、天ぷらにしたり。普段食べない魚を食べたり、たくさん料理も作りました。防災学習では家の最寄りの避難場所まで歩いて行きました。目印や階段、危険な所、迷いやすい所などをワークシートにまとめ、防災マップを作りました。また、民泊のおうちの方にインタビューをして現地の人の心配な所や備えている事などについて知りました。細かい所まで知っていたお母さんのことをすごいと思いました。色々な体験や地域のつながりを感じた3日間が終わり、離村式へ向かう時、少し時間があったので山の上の展望台へ行き、南紀白浜の町を見下ろしました。静かで海が綺麗で山もあって人と人とのつながり、温もりのある南紀白浜へまた来たいと心から思いました。3日間という短い時間で沢山のことが学べました。(女子)

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