KANSAI UNIVERSITY

中学3年生 沖縄研修旅行 4日目

4日目は平和学習です。

小浜島から石垣島へ、それから沖縄本島に移動し、「ガマ」の見学と「ひめゆり平和祈念資料館」の見学を行いました。

 まず、「ひめゆり平和祈念資料館」の見学を行いました。5月2日に本校でご講演いただいた「新川初さん」の写真を見つけたり、当時の学徒隊の手記を目にしたりしながら、静かに館内の展示を見学していました。平和祈念資料館の見学後、あるクラスのバスのバスガイドさんが沖縄戦に関する質問をされたときに、細かいところまで生徒が答えられたことに、ガイドさんは舌を巻いていました。事前学習の賜と思います。

次の見学をしたのは「ガマ」です。「ガマ」とは沖縄に点在する自然洞窟や鍾乳洞のことで、古くは風葬の地として利用されていました。そのためガマは、ただの洞窟ではなく、現地の人にとっては儀礼的・宗教的な空間です。また、沖縄戦中、ガマは軍民一体となって身を隠す拠点として利用され、戦中は悲惨な出来事がたくさん起きた場所でもあります。

ガマでの平和学習は、今まで5回に渡って行ってきた「平和学習」の集大成。現地のガイドの方のお話を聞きながら、当時、どれほど過酷な状況だったかを学びました。生徒のなかには、ガマの中で涙を流す生徒もいました。ガマでライトを消し、1cm先も見えないほどに真っ暗な状態で1分間過ごすことによって、当時の人々がどれほど過酷な状況を生き抜いたかを肌身で感じられたことと思います。「平和」という言葉の重みを実感した1時間でした。

生徒たちがこの先もし「平和」という言葉を口にすることがあれば、それは浮ついた口先だけの言葉ではなく、沖縄戦について調べた知識、戦争体験を聞いたり戦争遺構を目の当たりにしたりすることで感じた思い、「本当の平和とは何か」について自分の中で悩んだ葛藤など、平和学習で学んだ全てを背景にたたえた、重みのある言葉となっていることでしょう。中3学年の生徒たちが、戦争体験者の「平和の願い」の襷を次代にしっかりと繋いでくれることを切に願います。

おかげさまで無事に4日間の行程を終えました。今回は「環境学習」と「平和学習」が二大テーマの研修旅行でしたが、生徒達には、「八重山の大自然」と「沖縄戦の戦争遺構」という「本物」を体験し、そこで学んだことを胸に刻み、これからの生活を送ってほしいと思います。

 この度の研修旅行でお世話になりましたすべての方々に向けて、この場をお借りして感謝の言葉を申し上げます。大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

(生徒の感想)

 今日は平和学習で「ひめゆり平和祈念資料館」と「ガマ」の見学へ行きました。資料館では、沖縄戦のことが詳しく載っていて、戦争の恐ろしさを改めて知ることができました。「ガマ」は、中がとても暗く、明かりを消すと何も見えなくなり、こんなところで生活ができるのかと思いましたが、沖縄戦当時、沖縄住民はガマに入ると安心したと聞いて、とても驚きました。(C組 男子)

 4日目は、戦争について学びました。実際にガマに行ってみると、とても狭くて暗い場所だということがよくわかりました。ここでたくさんの人が入り、助け合って生活していたことがすごいなと思いました。平和祈念資料館の見学では、本当にたくさんの人が亡くなってしまったのだということが改めてわかりました。もう二度とこんなことが起こってほしくないと思います。(F組 男子)

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