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中学1年生 英語朗読コンテストを行いました

 2015312日(木)900 - 11:30、親和ホールにおいて、中学校第1学年の英語朗読コンテストが行われました。

 第1学年では、入学当初より、Phonics(文字の綴りと音の関係を学ぶこと)の指導に力を入れてきました。カタカナ英語を排し、正確な発音を身につけられるよう指導しています。特に、日本人が苦手とすると言われているth, f, v, l, r, nなどの発音の矯正も積極的に行ってきました。発音力は英語学習の早い段階で化石化すると言われています。ですから、中1の初期段階から正しい発音を身につけることは非常に重要だと考えられます。

 2014年度第3学期には、この1年間の英語学習の総まとめとして、学期を通してのプロジェクトを行いました。グリム童話を朗読する協同学習プロジェクトです。発音力を鍛えると共に、読解力や表現力も養う活動です。

 1クラス40人を4人ずつ10班に分け、各班で1つの物語を朗読します。1つの物語は3分強の長さです。グループごとに1文ずつの意味を調べたり、単語の発音を細かくチェックし合い、学びを深めました。そして、クラス予選により各クラスから2班が選ばれ、計12班が朗読コンテスト本選に出場権を得ました。

 本選では、関大外国語学部・外国語教育学研究科よりAndrew J. Barke准教授と池田真生子准教授に審査員としてお越しいただき、12のグリム童話の朗読が行われました。

 物語は、『長靴をはいたネコ』、『白雪姫』、『赤ずきん』、『妖精と靴屋』、『ブレーメンの音楽隊』、『ラプンツェル』、『幸運なハンス』、『ヘンゼルとグレーテル』、『美女と野獣』、『シンデレラ』、『賢いグレーテル』、『ハ―メルンの笛吹き』という有名なお話ばかりです。

 その中から、チーム賞1位、2位、3位、個人賞(男女各)1位、2位、3位が表彰されました。入賞者は皆、嬉しそうで、誇らしげでした。

 本選出場者にとっては、審査員の先生方、校長先生、学年の先生方、学年生徒全員の前で英語朗読をするという初めての体験を通して、さらなる英語学習の動機づけとなったことと思われます。また、今回は聴衆となった生徒達も、代表の生徒達の英語発音を耳にし、刺激を受けたようです。「次回は、自分もぜひ本選に出られるようがんばります」と早くも口にする生徒も少なくありませんでした。このように、日頃の英語学習成果を学年全体の前で披露する機会を設け、第三者の審査員に評価していただくことは、生徒にとって大きな学習目標となり、励みとなると思われます。今後もこのような発表の機会をできる限り設けられればと考えます。


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