お祝いメッセージ

卒業生(1期~7期)

  • 1期生 松久 曜子さん(NHK大阪放送局)
  • 2期生 興津 里香さん(大阪府庁)
  • 3期生 井上 由佳さん(京都府警察職員)
  • 4期生 岩谷 允六有さん(国際協力機構(JICA))※2018年4月~勤務
  • 4期生 上砂 考廣さん(三菱重工業株式会社)
  • 5期生 山口 将平さん(国土交通省 観光庁)
  • 6期生 宮 絋明さん(株式会社精和工業所)
  • 7期生 大倉 匡登さん(トーヨーカネツソリューションズ株式会社)

歴代客員教授

  • Sakda Thanitcul(タイ・チュラロンコン大学教授)
  • 倉田 薫(大阪府池田市長)
  • 吉松 民雄(コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 代表取締役社長)

卒業生(1期~7期)からのメッセージ

1期生

松久 曜子さん

現在の勤務先・役職などNHK大阪放送局

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

私が政策創造学部を選んだ理由は、次の2点です。

①幅広い分野を横断的に学習できること。

自分の将来を模索する中で、幅広い分野を横断的に学習できるという特色は、様々な「刺激」と「選択肢」を与えてくれました。

②新設の学部であること。

なんとなく感じた「ワクワク感」。初めての1人暮らしをする人は学内にたくさんいますが、新設学部というもう一つの楽しみを得ることができるのも入学のきっかけでした。入学後は先輩がいない分、自分たちで学部を盛り上げようという雰囲気があったことは確かです。

1期生で入学して、早10年。関西の生活も早10年。

10年前にタイムスリップして、学生生活を送ることができるならば、私はもう一度関西大学政策創造学部に入学したいと思います。

大学生活をキラキラした宝物にしてくれた政策創造学部に、感謝を込めて、お祝いメッセージとさせていただきます。

2期生

興津 里香さん

現在の勤務先・役職など大阪府庁

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

政策創造学部での4年間はとても大切な時間でした。特にゼミ活動が一番印象深いです。地域活性化についての研究の一環で、伝統産業を取扱う企業にイベントのプレゼンを行いました。プレゼンの結果は残念なもので悔し涙を流しましたが、仲間と意見を出し合ったり、文化祭を利用して市場調査を行ったり、職人さんのインタビューを実施したりと様々な活動と真剣に向き合った時間は今でもかけがえのないものです。そのときの行動力は、今の私の自信にも繋がっています。

現在は、大阪府庁で働いており、職員の給与管理や庶務一般の仕事をしています。学生のころから地域活性化に興味を抱き、この職業に就きました。今の部署は、直接府民の方に関わる仕事内容ではありませんが、大阪府の活力の一翼を担っているという気持ちで日々働いています。

また、私生活では出産をひかえており、公私ともに充実した毎日を過ごしています。

3期生

井上 由佳さん

現在の勤務先・役職など京都府警察職員

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。
当時は卒業生がいない新設の学部であり、不安を抱きつつも、予てより志望していた公務員を目指すべく入学しました。4年間の学生生活では、法律だけではなく、まちづくりや観光産業など地域社会政策を中心に履修し、行政法のゼミに入り、博物館学芸員の資格取得に励みました。様々な体験を経て、無事、希望の職に就くことができ、お世話になった方々に心より感謝しています。

現在は、在学中に学んだ行政法、地方公務員法の内容を糧とし、精進する日々を送っています。また、学部で共に学んだ友人とは今でも交流があり、仕事や生活について互いに励まし合いながら頑張っています。

卒業して早5年目となり、学部10周年という節目にこのような機会をいただけたことを嬉しく思います。そして、これからも政策創造学部が、より多くの知識や経験を得て、切磋琢磨し、希望ある未来への一歩を踏み出せる、そのような学部であることを願って、お祝いの言葉とさせていただきます。

4期生

岩谷 允六有さん

大学院Australian National University Master of Environmental Management and Development

内定先国際協力機構 (JICA) ※2018年4月~勤務

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

政策創造学部を卒業して3年経ちましたが、学部での思い出はいつまでたっても色褪せない宝物です。現在でも学部の友人とはキャンプに行ったり、旅行したりと密接な関係を保っております。

学生時代は学部の一つの強みでもある少人数クラスの授業を積極的に履修しておりました。プレゼンテーションやディスカッションを積極的に行うことでコミュニケーション能力を高めることができ、そこで培ったコミュニケーション能力は、海外の大学院でも十分に発揮することができました。また、卒業して時間が経った現在でも、少人数クラスを担当して頂いた先生方には様々なアドバイスを頂いたり、食事に誘っていただいたりと大変お世話になっています。

政策創造学部は先生、学生ともに個性豊かな人たちばかりです。その政策創造学部らしさを失わず、学部がますます発展していくことを心よりお祈り申し上げます。

4期生

上砂 考廣さん

大学院大阪大学大学院

現在の勤務先・役職など三菱重工業株式会社

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

2014年の卒業から早3年が経ち、学部時代を大変懐かしく思います。政策創造学部では、部活動など課外活動も楽しみながら、政治学の古典と格闘したり、プロフェッショナル英語(プロ英)クラスで英語力の養成に力を注ぎました。学問の面白さを実感したのがこの学部でした。

政策創造学部卒業後は、大阪大学大学院へ進学、東ティモール独立紛争をテーマに約半年現地調査を行いました。大学院での研究では政策創造学部で培った語学力や思考力を役立てることができました。

現在は、三菱重工業株式会社で道路交通インフラの営業として東南アジアを担当し、新興国で慢性化する交通渋滞の解消の為に、日々仕事に励んでいます。スケールの大きな仕事に難しさを感じながらも、政策創造学部で培った地球規模の思考力、行動力を武器に国際社会に貢献できるよう精進する毎日です。

最後に一卒業生として、今後50年、100年の政策創造学部の益々の発展を祈念してお祝いのメッセージとさせていただきます。

5期生

山口 将平さん

現在の勤務先・役職など国土交通省 観光庁 観光産業課

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

私が政策創造学部に入学したのは、平成23年4月で、東日本大震災が起きてからひと月も経っていない頃でした。おそらく、私たち5期生の多くがそうだったように、震災のことがどこか念頭にあり、何か社会や地域の役に立ちたいという思いでいました。岡本哲和教授のゼミに所属し、千里ニュータウンの活性化について研究し、「政策コンペ」で発表したことは今でも印象に残っています。

今、私は観光庁で観光産業の「人材育成」や「生産性向上」に関する施策に携わっています。困難なことも多いですが、問題と向き合い、考え、さまざまな事業に取り組んでいます。このように「考動」できているのは、政策創造学部での学びがあったからこそだと思います。

政策創造学部は、幅広い分野を学ぶことができ、より広い視野で物事に向き合い、行動する力を身につけることができます。その強みを生かし、政策創造学部が今後ますますご発展していくことをお祈りしております。

6期生

宮 紘明さん

現在の勤務先・役職など株式会社精和工業所

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

私は幅広い分野を学べるというところに魅力を感じてこの学部を選びました。実際、法律、政治、経済など幅広い分野について学ぶことができました。学生時代の思い出としては、成績上位者が受け取ることができる奨学金を3年間受け取ることができたことです。この奨学金を受け取るには試験の傾向を研究したり、周りより早めに勉強を始めたりするなど様々なことに取り組みながら目指していきました。しかし一番の原動力は、周囲の友人だと思います。友人達と切磋琢磨して勉強に励んだのがこの結果につながったといえ、一人では成しえなかったことだといえます。このように粘り強く取り組むことをこの学部で学びました。これは社会人としても大切なことであるので、そのことをこの学部で学べたことは良かったと思います。

今後も様々な分野で活躍できる人を輩出できるよう願っています。

7期生

大倉 匡登さん

現在の勤務先・役職などトーヨーカネツソリューションズ株式会社

このたびは、政策創造学部創立10周年おめでとうございます。

「世界で活躍できる人間になりたい!」そう思って、本学部に入学したことがつい昨日のように思い出されます。入学後は、法律・経済の基礎を学ぶとともに、ニュージーランド・ワイカト大学での語学研修にも参加しました。異国の地でホームステイをすることで、語学だけでなく文化の違いも勉強できました。ゼミではASEAN諸国の憲法を専攻し、机上での勉強だけでなく、長期休みにはアジア各国を旅して、自らの知見を深めていきました。現地へ行くことで、本では知ることのできない、その国の「今」を知ることができるので、論文作成や学術発表等で大いに役立ちました。このような素晴らしい経験を与えてくださった、大学及び先生方に深く感謝申し上げます。

話は変わりますが、現在、私は東京の物流機器メーカーで営業をしております。現在の仕事においても、現場を見て学ぶことが多く、大学で培った「現場を見る力」が活きていると実感しています。

歴代客員教授からのメッセージ

Sakda  Thanitcul様

Professor of Law and a former dean Faculty of Law, Chulalongkorn University, Thailand.

Congratulations on the 10th anniversary of the establishment of the Faculty of Policy Studies, Kansai University!

It was an honor for me to give two special lectures, one on TPP and the other one on the Thai Product Liability Act, at the Faculty of Policy Studies. I was deeply impressed with the top academic quality of the professors, the young and bright students, the most modern facilities and wonderful environmentally friendly campus. I have firm confidence to say that the Faculty of Policy Studies is the asset of Kansai University.

I am sure that my Faculty of Law will develop the closer and more active academic exchange with the Faculty of Policy Studies in the near future.

倉田 薫様

大阪府池田市長

「さらなる発展に期待を寄せて」

時代の要請をうけてタイムリーに新設された「政策創造学部」も早や10年という節目を迎えられたのですね。

地方自治の世界においても、この10年で中央から地方へ、官から民へという地方分権の流れが加速度的に進んだと言っても過言ではありません。

我が国は今、少子・高齢時代の進展とも重なり住民に身近な基礎自治体に課せられた責務は益々大きくなってきています。一方で、その基礎自治体(=自分たちの住んでいるまち)に対する期待も大きなものがあります。

地方分権改革の理念は「自分たちのまちは自分たちでつくる」であり、そのためには一人一人の住民がそのことを正しく認識し、自覚する必要がありますが、それはそう簡単なことではありません。

地方創生が叫ばれる今日、地域に根ざした政策立案をサポートできるような研究を積み重ねることが可能な学部として、いよいよ円熟期、成長期を迎えられますよう期待してごあいさつといたします。

吉松 民雄様

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
代表取締役社長

政策創造学部創立10周年、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

このような特別な節目を共に迎えられたことを大変嬉しく思います。

グローバル化、産業構造の複雑化、技術革新の急速な進展など目まぐるしく変化する環境への対応が求められる現代社会においては、諸問題に柔軟に適応しながら、より良い社会・組織を築いていく人材が求められています。

政策創造学部では、地球を視野に入れた創造性、独創性を備え、国際的かつ長期的な視点で政策立案・実施できる「地球市民」の育成に取り組んでおられ、昨年創立130周年を迎えた関西大学の歴史と地域性を生かした実践的な研究を行う場が設けられています。ここで幅広い知識と課題を発見・解決する能力を養ったうえで社会に出れば、国内外、官民いかなる場においても、必ず力を発揮されることでしょう。

最後になりますが、さらに10年後の20周年に向けて卒業生、修了生のますますのご活躍と政策創造学部のさらなるご発展を祈念いたします。