比較宗教学専修
専修概要
人間にとって宗教とは何なのか、
総合的に学び考察する。
比較宗教学専修では、世界宗教の教義と思想だけでなく、さまざまな民族の宗教、神話や儀礼を学び、日本の民間信仰や宗教行事についても、時にはフィールドワークを交えて、総合的に学び、「人間にとって宗教とは何なのか」を考察します。宗教は非常に古い時代から存在し、病や死に遭遇する人間を慰め、どう生きるべきかの指針を与えてきました。現代でも人々はこの役割を必要としているはずですが、現在の日本では、宗教への関心は高いとは言えません。しかし、世界各地では宗教が根強く存続し、政治を含め広く文化や生活様式に影響を及ぼしていますし、私たちの住む日本にも実際は、多彩な宗教現象があふれています。 したがって、国際交流の場では外国語の習得に加え、相手の宗教や文化を偏見なく理解できること、および自国の宗教や文化について正確に認識して説明できることが重要になります。そこで、比較宗教学専修では「国際化時代に必要な宗教理解」をキーワードとして、宗教の多様な面を深く考察し、現代世界を考察する力を養うことを目標としています。
2011年から宗教文化士という資格試験が始まります。「宗教文化教育推進センター(略称サーク)」という協会が試験を行い、合格者を宗教文化士として認定します。受験資格は宗教学関連科目を16単位取得していることです。日本と世界の諸宗教に関して一定の知識があることを証明する資格で、海外勤務、諸外国の人々と付き合う職業はむろんのこと、観光業界、学校の先生、博物館・資料館・美術館の学芸員、公務員などに役立つ資格となります。創設されたばかりで、まだ認知度は低いですが、今後社会的にも評価されるように、関係者も努力します。関心のある学生は宗教文化教育推進センターのホームページ(http://www.cerc.jp/)を見て下さい。予想される問題や試験会場、費用などの説明があります。いずれ関西大学でも受験できるようにします。
カリキュラム
多彩なアプローチで
宗教を深く広く学問的に捉える。
<1年次>
1年次には、「学びの扉(比較宗教学)」や「知へのパスポート(比較宗教学)」を受講し、自分の学びたいことを見出して下さい。また、教養科目「宗教学」は、宗教学を平易に説明する講義ですので、宗教学を初めて学ぶ人にお薦めします。さらに宗教学を深めたい人には「イスラーム思想研究」「キリスト教研究」などの講義が役に立つと思います。
<2年次>
必修科目「比較宗教学基礎演習」では、テキスト講読・討論・プレゼンテーションを繰り返しながら、宗教の学問的研究の基礎トレーニングを行います。また、選択科目である「宗教学概論」「仏教学概論」「宗教文化論」「日本思想論」などを通じて、宗教学や日本思想の専門知識を深めて下さい。
<3年次>
必修科目「専門演習」は、卒業論文執筆の準備をするための授業で、研究発表を中心に展開されます。また、3年次では「宗教学実習」「宗教学演習」「比較思想演習」などの演習科目を通じて、考える力を培い、宗教の研究方法を身に付けて下さい。
<4年次>
卒業論文は、「卒業演習」という授業の中で、教員の指導を受けながら執筆していきます。適当な時期に、各自の卒論テーマについて中間発表をしてもらいます。提出は一月初旬。二月の口頭試問を乗り越えたら、卒業式です。
講義・演習


