「法科大学院の教育と司法試験等との連携に関する法律第6条第2項」に基づき本学法科大学院との間で締結した「法曹養成連携協定」(2019年11月29日締結)が、文部科学大臣から『適当』である旨の認定を受けました。 

 この認定を受けたことにより、法学部に「関西大学法曹コース」が設置されることとなり、法学部と本学法科大学院における5年一貫(学部3年+大学院2年)の段階的かつ体系的な法曹養成教育課程での学修が可能となります(2019年度法学部1年次生から対象)。

 法曹コース修了者は、法科大学院が実施する法曹コース修了者を対象とした「特別選抜入試」の出願が可能となり、早期卒業制度を利用することにより、学部3年+大学院2年で司法試験受験資格を得ることができ、これまでと比較し時間的・経済的な負担が軽減されることになります。

 また、法科大学院在学中の司法試験受験制度と併せると更なる時間短縮が可能となります。

  

【関西大学法曹コース】

 法曹志望者が法科大学院進学後早期に司法試験に合格できるよう、学部と法科大学院が連携して段階的かつ体系的な教育課程を編成し、学部段階からより効果的な教育・学修を可能とする制度(教育課程)です。「法曹コース」は、2年次から始まりますが、本学法学部では、コース登録前の1年次秋学期から、プレコース科目として、法科大学院の実務家教員による演習科目を設け、コースへのスムーズな導入をはかっています。

 「法曹コース」においては、法律に関する基本知識を学ぶことに加え、法律文書作成能力をはじめとする法曹に必要とされる学識・能力の修得を目指す少人数科目の履修が可能です。また、本学法科大学院OB(若手弁護士)によるサポートや法律事務所体験などを通して、皆さんの学修を応援します。

   

【法科大学院「特別選抜入試」】

 文部科学大臣から認定を受けた法曹コースを修了した者のみ出願可能な入学者選抜であり、「5年一貫型選抜」と「開放型選抜」の2つがあります。

 「5年一貫型選抜」は、筆記試験を課さず、学部の成績を重視して選抜が行われます。

 「開放型選抜」は、筆記試験を課したうえで選抜が行われますが、一般選抜と比較すると学部の成績を重視する選抜方法となっています。また、法曹コース修了者は、本学法科大学院だけでなく、全国の法科大学院で実施される「開放型選抜」への出願ができます。