視覚障がい学生の支援
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視覚障がいとは
視覚障がいは、視覚活用の程度によって「盲」と「弱視(ロービジョン)」に大きく分けられます。
「盲」に分類されるのは、視覚的な情報を全く得られない、あるいはほとんど得られない人たちです。しかし、「盲」といっても視力がゼロとは限らず、明暗の区別ができる人、目の前に出された指の数がわかる人など様々です。
弱視とは、視力や視野などの視機能低下が原因で、読み書きや移動等の生活機能に困難を継続的に伴う状態のことで、視力がおおむね0.3未満または視力以外の視機能障がいが高度な場合とされています。視野が狭い、まぶしさがある等の見えにくさを抱えており、見え方には非常に大きな個人差があります。
【参照】教職員のための障害学生修学支援ガイド(平成26年度改訂版) 日本学生支援機構
障がいのある学生からの質問
- 授業で配られる資料や板書を見ることができないため、内容がわかりません。
関西大学の合理的配慮の例を教えてください。 - 合理的配慮の内容については、学生相談・支援センター、所属学部・研究科、関係部署のスタッフ等を交えた面談のうえで決定されます。視覚障がいのある学生に対して、関西大学では主に以下のような合理的配慮を行っています。
合理的配慮の例
教材のテキストデータ化
パソコンの音声読み上げソフトを利用するために、授業で使用する教科書やレジュメなどの資料をテキストデータにします。
教材の点訳
授業で使用する教科書やレジュメなどの資料を点訳します。
点字とは……
点字は目の不自由な人が触っただけでわかるように作られた合理的な文字です。縦3点、横2列の6つの点の組み合わせにより、かな五十音、アルファベット、数字などを表すことができます。
授業への同席
授業に同席し、板書を読み上げたり、映像教材の内容を伝えます。
支援機器の利用等
拡大読書器、点字ディスプレイ、音声読み上げソフトの入ったパソコンを必要に応じて利用できます。
支援メニューを利用している学生の声
障がいについて関心を持ってくれる学生は想像以上に多かった
文学部 総合人文学科 3年
(学年は2014年度当時)
視覚障がいがあり、授業への同席、教材の点訳やテキストデータ化の支援を受けています。入学する前の大学のイメージはお堅い役所のようなイメージで、高校までと違い、大学では自分のことを理解してくれる人は少ないだろうと思い、とても不安でした。
しかし、実際に入学してみると学生相談·支援センターをはじめとする大学のスタッフの皆さんはフレンドリーで相談しやすく、要望も伝えやすかったので、とても助かりました。
これまでの大学生活を振り返ってみて、もし大学からのサポートを受けられていなかったらと 思うとゾッとします。
また、これまでの大学生活のなかでうれしかったことの一つが、障がいについて関心を持ってくれる学生が想像以上に多かったことです。同じ授業を受けていた学生がサポートを受けて いる私の姿を見て、サポートを行う学生支援スタッフに加わってくれたことは本当にうれしかったです。
障がいを持っている人のなかには、サポートを受けたくないと思う人もいるかもしれませんが、私はサポートを受けて良かったと思うことが多く、さらにサポートを通じて学生支援スタッフや自分以外の障がいのある学生と知り合えたことは大きな財産だと思っています。将来は中学校か高校の教員になって、世の中にはいろいろな価値観があること、そして、大学で経験できることの大きさと素晴らしさを生徒たちに伝えていきたいと思っています。
周囲の人に知っておいてほしいこと
困っているところをみかけたら
突然体に触れられるとびっくりします。知っている関係であれば、相手の名前を呼ぶとともに自分の名前を名乗ったうえで、手伝いがいるかどうか聞いてみましょう。知らない関係であれば、「どうされましたか」「何かお困りですか」とこちらから声をかけましょう。
移動介助(手引き)の方法
白杖を持つ手と反対の手で介助者の腕(ひじのあたり)をつかむと、視覚障がい者が介助者の「半歩後ろ」になり、安心して歩行することができます。
街の中では
点字ブロックの上などに荷物を置いたり、駐輪場以外に自転車を止めたりしないでください。またスマートフォンを見ながらの通行による白杖の破損などのトラブルも発生しています。
視覚障がいのある学生とのコミュニケーションで心がけてもらいたいこと
- 話しかけるとき
自分の名前を名乗るなど、こちらから声かけをしましょう。また周りの状況なども具体的に音声化して伝えてください。 - ディスカッションやグループでの話し合いのとき
指名する際は名前を呼んで、指名されたことを本人が把握できるようにしてください。視覚的な資料を使用する際は、見えやすいように調整したり、視覚以外の情報でも伝えるようにしてください。
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