「障がい×大学」勉強会3回目を開催しました

2024年12月18日

 障がいと大学にまつわる課題をテーマにした勉強会を12月16日(月)に開催し、発達障がいについて学びました。

 

 学生相談・支援センターでは、主として学生支援スタッフを対象に「障がい×大学」勉強会を開催しており、3回目の今回は「発達障がい学生の語り・疑似体験」をテーマに実施しました。

 勉強会には、当事者学生に登壇いただき、大学生活での困りや自身で行っている工夫、対処方法などをお話しいただきました。疑似体験では、参加者にコミュニケーションの難しさや抽象的なことばや曖昧なことばの指示理解の困難さなどを体験いただきました。

 発達障がいは、特性が目に見えにくく個人差もあるため、困りごとは人によって違います。また、必要な情報を得ることが困難であったり、自分から相談することの難しさがあったりすることから、支援に繋がっていない学生も多くいると考えられます。当事者学生からのメッセージで「発達障がいの人は試練の多い『普通のひと』であることを知ってもらいたい」ということばが印象的でした。まずは、その人自身の捉え方や感じ方を知り、必要な支援についてはご本人と対話を重ねることが大切です。

 今回は教職員の方の参加も多く、さまざまな質問もあり、発達障がいについての理解が深まったのではないでしょうか。