2022年度 点訳講座を実施しました!

2022年12月12日

 学生相談・支援センターでは、目の不自由な人が利用する点字の仕組みや基礎知識を学ぶ機会として点訳講座を開講しています。

 

 吹田市社会福祉協議会 点訳グループ「あい」の方を講師に招き、10月から12月まで全8回の日程で実施しました。

 

 点字器の使い方から始まり、かな、数字、アルファベットの打ち方といった基礎から学びました。

 8回目の授業では、本学卒業生で視覚障がい当事者の方を招き、受講生は点字で作った名刺を一人ずつ渡し、読んでもらいました。また、事前に受講生が準備した点字で書いた質問にも答えていただき、実際の見え方や生活の様子などをお聞きしました。

 視覚障がい当事者の方の「みんなが苦手なことを手伝ってもらうのと同じ」という話にみな、大きく頷いていました。実際に自分で書いた点字が通じたことは、自信に繋がる有意義な機会となりました。さらに、講座の期間を通して、絵本の点訳にも取り組み、受講生で協力して1冊完成させました。

 受講生からは、「難しかったけど受講してよかった、貴重な経験になった、楽しかった、物事の見方が変わった」という感想がありました。絵本が完成したこともとても達成感があったようです。