2022年度 春学期末懇談会を開催しました!

2022年08月04日

 「学期末懇談会」は、障がいのある学生に対する修学支援関係者が一堂に会し、意見交換と交流をとおして、活動をさらに充実させることを目的に開催しています。

 今回は、新型コロナ感染症対策をとりながら、対面で81日に開催し、学生支援スタッフ、利用学生、身体障がいのある学生、教員など合わせて、約50名の参加がありました。

 まず、春学期の学生支援スタッフの主な活動である、文字起こしとパソコンテイクに従事した学生から報告を行いました。

 文字起こし作業に従事した学生支援スタッフからは、「初めての活動で試行錯誤しながら取り組んだこと」、「継続して活動していく中でさらに読みやすくなるよう工夫しながら作業したこと」、「利用学生と出会い、学生支援スタッフの存在を知ったことをきっかけに活動することになったこと」の報告がありました。

 パソコンテイクに従事した学生支援スタッフからは、「発表が主体の授業でロジャーマイクを併用しながらのパソコンテイク」、「文系学部所属で理系科目のパソコンテイクでの苦労」などの報告がありました。授業前にあらかじめ資料を確認する、単語を確認するなど、よりよく支援できるようにそれぞれの学生支援スタッフが試行錯誤しながら利用学生と相談し、工夫している様子も分かりました。

 「文字で伝えることの大切さ、ユニバーサルな話し方、誰にでもわかりやすく簡潔に伝えることを意識するようになった」「だれかのために出来ることをする」「試行錯誤してやるのが楽しかった」といった感想もありました。

 他の学生支援スタッフがどんな活動をどんな思いで行っているかを知る機会となりました。

 また、授業担当教員からの貴重な意見も聞くことができ、学生支援スタッフが、利用学生のことを考えて取り組んでおり、お互いの顔が見え、利用学生の声を聞く機会は大切であることも共有しました。

 その後、グループに分かれて意見交換を行い、参加した教員からもコメントをもらいました。

 そして、交流会のビンゴ大会では盛り上り、さらに交流を深めることができました。