障がい学生支援に関する情報交換と振り返りのため、2022年1月28日(金)に2021年度秋学期末懇談会を開催、利用学生・学生支援スタッフ・教職員併せて約35人が参加しました。昨今の新型コロナウィルス感染拡大を鑑み、対面とオンラインのハイブリッドで開催しました。

　林センター長のあいさつに続き、コーディネーターから秋学期の修学支援状況について報告を行いました。その後、学生から２件の報告がありました。

　ひとつめは、ICTを活用した支援について、報告がなされました。支援が困難な授業でしたが、事前に打ち合わせを行い、学生たちの持つアイデアをフル活用して支援を行った様子が報告されました。支援学生全員が当該授業の単位を修得済みという状況を生かし、コミュニケーションを密にしながら支援した様子が話されました。

　ふたつめには、「Deaf Academy」の取り組みが紹介されました。支援活動を通じて「もっと聴覚障がいのことを知りたい」という思いを持った学生支援スタッフとそれに賛同した仲間たちが、どのように企画を練り上げ、実施したのかが話されました。またこの企画に関わった利用学生からは、「改めて、自分のことを人に伝えることの難しさを感じた」という感想とともに、「自分がこれまで当たり前だと思っていたことが、健聴者にとっては興味深いことだった」という気づきも語られました。

　報告会終了後には、参加した４年生に、センター長から感謝状が手渡されました。

　対面の参加者のみが対象となりましたが、報告会終了後には、交流会も開催しました。新型コロナウィルス感染予防という制限のあるなかではありましたが、利用学生と学生支援スタッフが交流する機会を持つことができ、次年度に向けた取り組みに弾みが付く機会となりました。

秋学期末懇談会の会場の様子

　　　　　学生からの報告1「ICTを活用した聴覚障がい学生支援」

　　　　　　　　　　　　　　今年度で卒業の4年生に感謝状を贈呈しました。

学生からの報告2「Deaf Academyの取り組み」

学生支援スタッフ4年次生への感謝状を贈呈しました。

　　　　　　　　　　　　　　2021年度秋学期末懇談会 交流会の写真