2021年度春学期末懇談会を開催しました!!

2021年08月10日

 「学期末懇談会」は、障がいのある学生に対する修学支援制度の利用学生・学生支援スタッフ・授業担当教員・センター関係者の意見交換と交流を通して、次年度以降の活動をさらに充実させることを目的に開催しています。

 今回は対面とオンラインを併用する形で2021730日(金)に開催し、対面参加者29名、Zoom参加者17名の合計46名が参加しました。

 春学期の授業開始当初は、原則対面授業を行っていましたが、419日(月)から新型コロナウイルス感染拡大防止・緊急事態宣言発令のため、遠隔授業に移行し、621日(月)から再び原則対面授業に戻るという通常とは異なった授業形態でした。

 

 当日は、コーディネーターから2021年度春学期の活動状況の報告の後、学生支援スタッフ3名・利用学生2名に登壇してもらい、パネルディスカッション形式で活動中に感じたことや考えたこと、利用学生への質問などを話し合ってもらいました。

 遠隔情報保障に従事した2名の学生支援スタッフからは、「自分の学部以外の授業に参加することができ、興味もわき、とても有意義な時間でした。」、「コロナ禍で自宅にいながら情報保障に携わることができ、やりがいがあった。」と新型コロナウイルスに負けない前向きな意見がありました。一方、遠隔情報保障をしていくなかで、「自宅のインターネット回線によって、タイムラグが生じたり、途中でシステムが動かなくなる。」、「通信環境に左右される。」などの課題も共有することができました。

 文字起こしに従事した学生支援スタッフからは、「普段センターで文字起こしするときは90分という区切りがあるので、集中して取り組むことができた。」、「在宅勤務のときは1本の授業動画を最初から最後まで取り組むことができたので、やりやすかった。」と報告がありました。

 2名の利用学生からは、「遠隔授業になっても情報保障を受けることができるのか不安だったが、実際に遠隔で情報保障に入っていただいて、今までの授業で一番わかりやすかったです。とても助かりました。」などの情報保障を受けた感想や、学生支援スタッフが文字起こしした資料の使い方の違いなどの報告がありました。

 最後に学事局神藤次長から「学生支援スタッフの皆さんの活動によって、支えられています。今後ともよろしくお願いします。」と挨拶があり、今後の活動への励みとなる機会になりました。