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【野球】47年ぶりの決勝進出!明治神宮大会準決勝で東海大を延長10回8−7で破り、20日の決勝で慶大と対戦

第50回明治神宮野球大会の準決勝が神宮球場で19日に行われ、2年ぶり7回目の出場を果たした本学野球部(関西第一代表/関西学生)は東海大学(関東第二代表/首都)を延長10回タイブレークの末に8−7で下し、47年ぶりの決勝進出を決めました。

関西大学は20日午後1時から行われる決勝で、城西国際大学(千葉)を6−1で下して15年ぶりに決勝へコマを進めた慶応大学(東京六)と対戦します。なお、インターネットスポーツメディア「スポーツブル」で無料生中継されます。下記をご参照ください。

東西の雄がともに5人の投手をつぎ込むがっぷり四つの試合は、関西大学に軍配が上がりました。6−6で本大会大学の部で初の延長タイブレークにもつれ込んだ死闘に終止符を打ったのは、延長10回表1死一、二塁から坂之下晴人(人間健康学部2年)の目一杯短くもったバットから放たれた左越二塁打でした。さらに押し出しでもう1点追加した関西の雄が10回裏の東海大学の追撃を1点にしのいで、47年ぶりのファイナル進出切符を手にしました。

「(9回裏に)追いつかれてのタイブレークだったので嫌な感じはしていたが、タイブレークの練習もしていたので、もうやるしかないという気持ちで開き直ってやった」と早瀬万豊監督。「(坂之下は)しぶといバッターで、せめて1点は取ってくれたらと思っていた。打ってくれるだろうというより、打ってくれという気持ちだった」。

この回先頭の倉川竜之介(文学部4年)が相手5番手の左投手に苦戦し、ランナーを進めることが出来ずに三振に倒れました。嫌な雰囲気が関西大学ベンチには流れましたが、その空気を一変させたのが坂之下でした。カウント2−2からの5球目の内寄りのボールに対して肘をたたんで腰を鋭く回転させて打ったボールは、左翼手の頭を超えていきました。転々のボールが外野フェンスまで転がっていき、グルグルと手を回す三塁コーチャーも二塁走者を後押しして生還。関西大学応援団は応援歌を熱唱し、神宮球場のボルテージは最高潮に高まりました。

大阪桐蔭高時代には甲子園優勝の輝かしい実績を持つ職人肌の二塁手が、この緊迫した場面で大仕事をやってのけました。

2点の勝ち越しに成功した関西大学は10回裏、前日の金沢学院大学戦で8回133球を投げている森翔平(商学部4年)を5人目としてマウンドに。東海大学は3番からの好打順でしたが、森が先頭の杉崎をランナーの進塁は許したもののきっちり打ち取ってワンアウト。4番海野に対しては申告敬遠で塁上を埋めて満塁策を取った関西大学は、5番小松に3球目を左線に運ばれて同点、最悪の場合は逆転もと冷やりとする場面もありましたが、その打球はファウルの判定。神宮球場がどよめきました。

その小松を空振りの三振に切って取った森は、6番植村に左前適時打を放たれて1点差まで詰め寄られました。2死満塁のサヨナラのピンチで早瀬監督がマウンドに駆け寄って「自分のボールを投げれているから大丈夫やで」と森を奮い立たせると、最後は7番串畑の打球を初回に右線2点適時二塁打を放って先制パンチを浴びせた野口智哉遊撃手(人間健康学部2年)がさばいてゲームセット。関西大学に半世紀ぶりとなる決勝進出の扉が開かれました。

勢いよくベンチから飛び出して喜びを爆発させる関西大学とは対照的に、同大会で過去3度の優勝を誇る東海大学の選手たちはうなだれて、なかなか整列をすることすらできませんでした。東西の伝統校同士の死闘を物語る光景が眼前には広がっていました。

「胃が痛くなるしんどい試合だったが、最後には勝ててよかった。(東海大学戦は)感動を超えていた。一生忘れられない宝になる」とまだ神宮大会で出場機会のない松島恒陽主将(人間健康学部4年)。「今日負けていたら(試合に)出場できずに終わっていたかもしれないので、今日勝って明日(決勝で)試合ができるということなので、(出場の)チャンスはあるかもしれない。(決勝では)最後はもうこのまま勢いに乗っていけばどこかで勝てるチャンスは来ると思うので、日本一を掴み取れるように全員で頑張りたい」。

47年ぶりの決勝戦では慶応大学と対戦する関西大学。1972年に初優勝した第3回明治神宮野球大会では、2回戦で慶応大学と対戦しており、その時は現在関西大学の投手コーチ(アドバイザリースタッフ)を務めている山口高志投手がノーヒット・ノーランを達成し、関西大学が1−0でサヨナラ勝ちを収めています。

10回に勝ち越しの適時二塁打を放ってガッツポーズをする坂之下(関大スポーツ編集局提供)

【20日13:00〜生中継】明治神宮野球大会大学の部決勝「関西大学対慶応大学」(スポーツブル)
https://vk.sportsbull.jp/koshien/

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