2024年度夏期イギリス研修(後半)
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【6日目:8月4日(日)】
この日はファミリーデーでした。観光に連れて行ってもらったり、ハイキングに行ったり、それぞれ楽しい日曜日を過ごしたようです。
【7日目:8月5日(月)】
この日は授業がなく、午前中は土曜日と同じようにそれぞれのスピーチテーマに合わせてフィールドワークを行いました。近くの私立学校を訪れた生徒や、校内でイギリスの伝統料理を作った生徒もいました。
午後からは2グループに分かれてスコーン作りをしました。英語で作り方を聞きながら初めてスコーン作りに挑戦しました。生徒たちは、作ったスコーンをコーディネイターJeffreyさんや引率の教員にも持っていき、「優しい生徒だね」と担当の先生方から感心されていました。スコーン作りをしていない時間は、最終日のスピーチに向けてスライドを作成したり、原稿を考えたりしました。生徒たちは複数の場所へフィールドワークに行くことができたため、様々な情報を集めることができました。最終日のスピーチではホストファミリーやこれまでお世話になったTA(Teaching Assistant)も全員参加してくれます。多くの人のサポートを受け、スピーチをします。ぜひ今回の学びを形にしてもらいたいと思います。
【8日目:8月6日(火)】
この日は、最終日のスピーチに向けて原稿を考えました。TAのサポートのもと、それぞれ小グループに分かれて自分の伝えたい内容を推敲しました。英語ネイティブのTAがサポートしてくれたので、自分たちが考えた英文がみるみる自然な表現になっていきます。
2時間目のレッスンは、午後に訪れる予定のコッツウォルズ・ビレッジ(Cotswolds village)についてのものでした。グループに分かれ、これから訪れる4箇所に関する情報を読み、風景を画用紙に描きました。ただ情報を読むだけでなく、それをイメージにすることでより理解が深まり、実際の風景と情報から読み取ったイメージの違いを感じることができました。
その後、急いでランチを食べ、バスに乗り込みました。最初の目的地はスタントン(Stanton)です。バスで30分ほど揺られ、目的地に到着しました。スタントンではthatched roofと呼ばれる藁でできた家や、大きな馬が目の前を通るなど、普段の生活では考えられない光景が広がっていました。次のブロードウェイ(Broadway)とバートン・オン・ザ・ウォーター(Burton on the Water)では、1時間ほどのフリータイムがあったので、生徒たちはアイスクリームを食べたり、家族や友人のお土産を探したりしました。最後に訪れたバイブリー(Bibry)は非常にのどかで、川にいる白鳥や鴨に癒されました。訪れた4箇所はまるで絵本の中のような風景で、生徒たちは写真を撮ることに夢中になっていました。「こんなところに住めたらなぁ」という声をたくさん聞きました。
【9日目:8月7日(水)】
この日は朝からスピーチの準備をしました。それぞれ原稿を書いたり、スライドを作ったり、また実際にTAに向かってスピーチの練習をしている生徒もいました。担当の先生からは"Well done!(よくできたね!)"と褒められていました。いよいよ翌日が発表の日です。これまでホストファミリーや先生方、またフィールドワーク先でのインタビューを通して、多くの情報を集めました。インターネットで調べた情報ではなく、実際に自分の目や耳で感じたことを発表してもらいたいと思います。
午後からは先生方がFood Tasteの準備をしてくれました。スコッチド・エッグ(scotched egg)などの伝統的な料理や、昔からあるお菓子など、ピクニック・フード(picnic food)と呼ばれるものを全部で8種類用意してくれました。初めて目にする料理もたくさんあり、生徒たちは大変喜んでいました。生徒は「これは美味しい!」や「BBQで焦げた味がする」など、楽しく会話をしながらイギリスの食文化を楽しみました。その後はCharadesと呼ばれるゲームを行いました。1人の生徒が前に出てきて、その生徒に見えないようにお題が与えられます。"Am I green?"や "Am I sweet?"のようにオーディエンスに質問をします。質問は "Yes" "No"で答えられるものしかできません。この日のトピックはfoodでした。相手チームに負けないように、みんな一生懸命英語でやりとりしていました。
【10日目:8月8日(木)】
いよいよこの日はSt. Edwardsでの最終日です。朝からそれぞれの教室に分かれてウォームアップ活動を行いました。イギリスでの生活で楽しかったことや、思い出に残っていることといったトピックについて先生やTAとやりとりを行いました。また「イギリスに来る前の自分と比べて英語を話すことに自信がついた人」という質問には大半の生徒が挙手し、「ホストファミリーが言っていることがどんどんわかるようになってきた。」や「難しいけど自分の言いたいことが言えるようになってきた。」と英語力の伸長を感じているようでした。その後は、前日に引き続きCharadesを行いました。この日のトピックはOlympic Gamesです。両チームとも非常にエキサイトしていました。
その後はスピーチの練習です。大勢の前で発表することに緊張している様子の生徒がたくさんいましたが、Liane先生が「君たちの英語は十分上手だよ。だって君たちの英語を見て、聞いてきたからね。大事なことは自分を信じることだよ。」とアドバイスをくれました。また午前の最後には修了式があり、それぞれ成績表と修了証を担当の先生からいただきました。さらに小テストの成績が良かった生徒と、最も英語が上達した生徒には特別賞がありました。
午後からはスピーチとお別れパーティ(Farewell Party)がありました。終わった後には、ツアーガイドのJeffreyさんから「これまでと比べてもとても良いスピーチだった」とお褒めの言葉をいただきました。ほとんどの生徒が原稿を手にすることなく、オーディエンスを意識してコミュニケーションを取ろうとしていました。良い意味でカジュアルな雰囲気で、オーディエンスのホストファミリーも生徒たちのスピーチを楽しんでいました。その後は、参加してくれた人たちに日本の文化を楽しんでもらいました。輪投げ、福笑い、書道など伝統的な日本の遊びは現地の人たちに大人気で、生徒たちが持参した日本のお菓子も大好評でした。
お世話になっているホストファミリーと過ごすのもこの日が最後でした。きっといい思い出ができたことと思います。
【11日目:8月9日(金)】
この日は朝7:30にSt. Edwardに集まり、ロンドンに向けて出発しました。多くの生徒は涙を浮かべ、ホストファミリーとの別れを惜しんでいました。「絶対にまた帰っておいでね。」とホストファミリーも涙を流しながらハグしていました。ここで得た経験は、必ず生徒たちの心に一生残るものとなると思います。ここで築いた関係をこれからも継続してほしいと思います。
この日を含めて残りの2日間は、ロンドン市内観光です。これまでインターネットやガイドブックでしか見たことのなかったバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)やビッグ・ベン(Big Ben)などが目の前にあり、生徒たちは興奮しながらたくさん写真を撮っていました。また午後からは大英博物館を訪れ、ロゼッタストーンや本物のミイラを目にし、世界の歴史を感じました。
博物館観光の後は、チャイナタウンで早めの夕食を済ませ、ミュージカル鑑賞に行きました。今回鑑賞したミュージカルはライオン・キングです。生徒たちもよく知っている内容だったので、難しい英語だったにも関わらず、皆楽しんでいました。演者の衣装やメイク、また圧巻の舞台転換に生徒たちは圧倒されていました。そして、多くの生徒は「もう一回見たいわ。」と本物のミュージカルに心を打たれていました。
【12日目:8月10日(土)】
この日は朝からウィンザーに向かいました。最終日ということもあり、前の日の夜にはお土産や持参した衣類の整理など帰国に向けての準備を遅くまでしていたようです。有難いことに、ここまで大きな怪我や病気などもなく、無事に全員元気に過ごすことができました。
1時間半ほどバスに揺られ、ウィンザーに到着しました。ウィンザー城(Windsor Castle)は世界で最も古く大きな城で、1年を通してたくさんの観光客が訪れます。ここはイギリス王室の公邸となっており、海外の君主や大統領の国賓訪問を含む儀式や国賓行事のために使用します。生徒たちはこの研修旅行の最後の場所ということもあり、後悔がないようにたくさんの写真を撮っていました。
最終日の昼食はイギリスの伝統料理フィッシュ・アンド・チップス(Fish and Chips)で、最後の最後までイギリス文化を楽しみました。そして昼食の後はヒースロー空港に向かいました。今回の研修旅行で出会ったすべての人たちに感謝し、イギリスを後にしました。
ホストファミリーのみなさん、TAのみなさん、Liane先生、Keston先生、そしてCWAのJeffreyさん本当にありがとうございました。
Dear My Amazing 25 Students,
Congratulations on finishing the wonderful summer study tour. This journey was about more than academic growth; it's about broadening your horizons and gaining new perspectives.
Reflect on the unique perspectives you've encountered. Each interaction, whether with a host family, teaching assistants, or teachers, offers a chance to see the world through a different lens. Appreciate these moments of learning and your discovery.
Acknowledge and express gratitude to those who made this journey possible. Think of the teachers who guided you, the local host family who welcomed you, and the friends and family back home who supported your decision to take part in this adventure. Their efforts and encouragement have played a vital role in making your study abroad experience a reality.
Your time abroad is a chapter in your life story that will never disappear. The knowledge you gain, the friendships you build, and the experiences you have will shape your future in ways you might not yet realize. Keep an open mind and a grateful heart as you continue to explore and learn.
When you go back home, remember what you learned and experienced on this journey. Share your stories, treasure your experiences, and let your new ideas guide what you do. By doing so, you can respect your own growth and the efforts of those who helped you.
Wishing you all the best in your continued adventures.
In the end,
I would like to express my gratitude to all of the people helped us in this tour. Thank you.