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【国際理解】「韓国オンライン修学旅行」に参加しました

7月28日(ソウル編)、8月11日(釜山編)の2日間、本校の中等部、高等部の生徒12名が韓国観光公社福岡支社主催のオンラインプログラムに参加しました。全国からは、予想よりも多い約1,500名の中高生が参加しました。本校では2016年度、仁川(インチョン)外国語高校と文通を行った経験から、将来的には現地を訪問することも考えています。今回はその一環としての教育活動となりました。

ソウル編では、石油備蓄タンクとして使用されていた施設をリノベーションし、「文化備蓄基地」という文化公園に、また、都心の高架道路の下に埋もれた清渓川(チョンゲチョン)を市民の憩いの広場に整備するなど、限られた資源を再利用する、国家プロジェクトが紹介されていました。

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釜山編では、近年、脚光を浴びている甘川文化村(カムチョンムナマウル)という釜山の「マチュピチュ」が紹介されました。朝鮮戦争の際、北から逃れてきた避難民が住み着いた場所であったという歴史的な背景も詳細に解説されました。また、現地での取材を交えながら、韓国の2大都市の一つである釜山の食文化を紹介するなど、多岐に渡る学習をしました。

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両編ともにズームを用い、それぞれ約2時間に及ぶプログラムでしたが、帝塚山学院大学客員教授の古屋正亭さんと映画ライターの成川彩さんを中心に、時には真剣に、時には楽しく、終始飽きることのない充実した内容となりました。チャット機能等をフルに用い、画面の向こうの中高生たちの反応を確かめながら、プログラムを巧みに進行し、双方向のテレビ番組のような空気を醸し出してくださいました。本校生からは、「日本のメディアは韓国に対してあまり良くないことを発信することが多い。事実を確かめるため、今回のセミナーに参加した。今までの自分が情けなくなるくらい素敵な国だと思った。」「韓国の若者は、オリンピックや反日活動のことをどのように考えているか知りたい。」などの意見を発信していた。また、参加者全員に予め届けられていた韓国の伝統工芸螺鈿体験キットでのスマホグリップ作りも皆で楽しく体験しました。歴史・文化・環境など、広く、深く、考えた夏の2時間となりました。

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今回のプログラムは東京新聞でも紹介されました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/125129 (東京新聞, TOKYO Web, 2021年8月18日)
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