私立を取り巻く環境はかつてないほど厳しい環境にあります。少子高齢化の進行や地域コミュニティの衰退、国際化によるボーダレス化、新興国の台頭による競争激化、といった急激な社会の変化に直面しており、いずれの大学も生き残りをかけて多様な大学改革に取り組んできています。
関西大学では、本学の更なる充実・発展のため、学園の理念(「建学の精神」及び「学是」)に立ち返り、どのような人材を育成するか、どのような学園をめざすのかを全構成員が考え、行動するための指針として、2016年11月に「Kandai Vision 150」を策定しました。
「Kandai Vision 150」では、「学校法人関西大学の将来像(20年)」と、併せて全体の将来像を基に「教育」、「研究」、「社会貢献」、「組織運営」のより具体性のある4つの将来像を描きました。更に、その前半の10年間における政策目標を、8つの分野〔教育(大学・大学院)、教育(併設校)、研究・社会連携、国際化、学生の受入れ、学生支援、就職・キャリア、組織運営〕に分けて策定し、これから様々な取り組みを行います。
これらの取り組みを実行するためには、教員と事務職員が一体となって学校運営に取り組むこと(教職協働)が必須であります。そのためには、組織の一員として、高度な専門能力に基づいて積極的に課題に取り組み、解決を図ることにより、本学の発展に寄与できる事務職員が求められています。
具体的には、次のような人材を「求める事務職員像」としています。
また、これらの特質を具現化するためには、以下の資質が基盤として必要であると考えられます。