KANDAI RIKEI PEOPLE

わたしの進む道。

Volume11 Interview with Mayuka Moriguchi

高校では英語を中心に学んでいた私が
大学で出会ったのは「群集安全学」。
難しいことも楽しみながら究めたい。

近年、理工系分野がまた注目を集めています。
そんな理工系で学ぶ学生たちは、何を見つめ、どんな未来を思い描いているのか。
関西大学理工系学部・文理融合学部で学ぶ学生たちの、内に秘めたストーリーを語ります。

PERSON

#11

森口 真由香社会安全学部 安全マネジメント学科
4年次生

得意かどうかよりも関心があるか、を
大切にしたからこそ楽しく頑張れています。

「いろいろな分野に興味がある私に社会安全学部はぴったりでした」と笑顔で語ってくれた、4年次生の森口さん。「どちらかといえば文系が得意」という彼女ですが、面白そうと思った理工系分野を積極的に学んできました。現在は群集安全学の知識を用いた研究に注力。混雑時の電車内における人の動きをパソコンでシミュレーションして分析し、スムーズな乗降の実現をめざしています。

Mayuka Moriguchi

ADMISSION

知らない分野の講義を幅広く受け、
一から学ぶ楽しさを励みにしました。

高校生の頃は国際教養学科で、英語を中心としたカリキュラムで学んでいましたが、国際系の学部に進むことは考えませんでした。文理の枠組みには関係なく自分が興味を持った分野に進もうと思い、関西大学社会安全学部に入学。当時は南海トラフ地震の危険性がニュースでよく取り上げられており、将来の災害に備えて役立つ知識を身につけたいと考えての進路選択でした。

1年次は自分の興味にしたがって、統計、物理、経営、数学、語学など幅広い分野の一般教養科目を履修。大変だと思う方もいるかもしれませんが、私にとっては一から学ぶ楽しさが苦労に勝っていました。どれも講義が進むにつれて面白く感じましたし、さまざまな立場に立って俯瞰的に物事をとらえる力が養われます。例えば、企業リスクマネジメントの講義で取り上げられた「雪印乳業集団食中毒事件」は法制度の講義でも扱われ、ひとつの事例を企業と司法の視点から見ることができました。そうして視野を広げる中で自分が特に惹かれる分野を探し、2年次以降の専門的な学びへと進んでいきました。

The strongest principle of growth lies in the human choice.

CAMPUS LIFE

アルバイトもゼミも希望通りのものを選び、
好きな気持ちを活力に過ごしています。

大学での勉強・研究と両立して、1年次からテーマパークでのアルバイトを続けています。高校生の頃にあこがれていた仕事で、好きな場所で働けることが楽しく、また後輩に教える立場にもなってやりがいが大きくなりました。研究とアルバイトの合間には、劇やミュージカル、お笑いライブなどをよく見に行きます。さまざまなジャンルの舞台を見るのですが、勉強と同じで何にでも興味を持てるのが私の性格なのだと思います。

そんな私がゼミで学ぶ専門分野を決めたきっかけは、1年次の「社会安全学総論」という講義。先生方に各分野の概要を解説していただき、その中で一番面白そうと感じたのが「群集安全学」でした。3年次には希望がかなって群集安全学を扱うゼミに入り、明石花火大会歩道橋事故などを取り上げ、群集事故のメカニズムと安全の確保について学んでいます。研究テーマには悩みましたが、ちょうどその頃に鉄道会社からゼミに研究依頼があったので、担当したいと手を挙げました。そして今は、電車の乗降をスムーズにする車両設計について研究をしています。

My course is set for an uncharted sea.
FUTURE

Prospects for the Future

決して理工系科目が得意ではないけれど、
事故防止につながる今の研究を完成させたい。

現在の研究テーマは「電車車両における乗客流動の円滑化」。発着時刻の遅れは運転手の焦りにつながり、事故を引きおこす要因の一つにもなっています。そのため、通勤・通学ラッシュ時に乗客がスムーズに乗降できるような新車両の設計をめざしています。実際使用されている車両の設計図をもとにパソコン上で乗降のシミュレーションを繰り返し、座席配置等を改善。乗降時間の短縮によりダイヤ通りの運行がしやすくなり、利便性はもちろん安全性も高まるのです。

研究手法は理工系そのものですが、私は数学が得意ではなく、むしろ文系科目のほうが得意かもしれません。それでも理工系に進んだのは、他でもない「興味を持った分野だから」という理由からでした。周りには助けてくれる人もいるので、難しくても最後には実現できると信じて研究を仕上げています。来年には商社への就職が決まっているので、まず今は納得のいく研究結果を出せるようラストスパートをかけます。

※学年・所属は撮影当時のものです。

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