地域連携事例集vol8_2025
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DATAこどもたちのアイデアで普段使わないようなビビットカラーで塗装するこどもたちがみんなで塗装デザインを考える#大学連携型地域再編#まちづくり#自分たちのまちは自分たちでつくるプロの職人から塗り方のレクチャーを受ける自由な発想でこどもたちが自ら考える目的として、本取組みを実施した。環境都市工学部 教授 大影 佳史 Okage Yoshifumi目 的多世代交流、新たなコミュニティ形成、地域への愛着づくりなどを活動内容2024年度、施設一体型小中一貫教育推進校となり、施設整備が進んでいる南花台小・中学校において、小・中学校校長および市・教育委員会より、こどもたちと一緒に施設整備ができるような取組みの企画について、咲っく南花台プロジェクトと連携ができないかと打診があった。そこで、多世代交流、新たなコミュニティ形成、地域への愛着づくりを目的として、南花台小・中学校のこどもたちが、自身の通う学校のクラブハウスの外壁塗装デザインから塗装までを地域住民と活動の成果地域の小・中学校との連携事例ができ、継続的な関係構築に向けた動きのきっかけとなった。地域内での多世代交流機会の創出となった。新たなものづくりコミュニティの形成につながった。18専門は環境デザイン・建築計画、公共空間や都市景観等、人間の生活環境を対象に、調査/分析に基づく研究から計画/設計。近年はプレーパークなど子どもの遊び環境にも携わる。連携にいたる経緯急速な少子高齢化が進む南花台地域において、関西大学団地再編プロジェクトでの取組みを契機に、大学連携地域再編プロジェクト「咲っく南花台」を継続的に実施している。今回、河内長野市および教育委員会より本取組みや活動との連携を図りたいと打診があり、企画実施に至った。今後の課題・目標・展開の可能性小・中学校や教育委員会とのより密な連携。地域のこどもたちとの継続的な活動実施のための仕組みの構築。おおさか河内材活用に向けた森林組合や近隣施設との連携。主な連携先・メンバー河内長野市/河内長野市教育委員会/河内長野市立南花台小学校・中学校/さくら建装/地域住民/一般社団法人カンデ 他活動地域大阪府河内長野市南花台活動期間2014年度~継続中(本プロジェクトは2024年度実施)活動資金河内長野市受託研究/南花台小・中学校塗装及び塗装イベント運営費共に体験するワークショップを実施した。外壁塗装デザインにおいては、こどもたちの自由な発想を促すよう国内外の様々な建築物の塗装事例を見たうえで、色鉛筆で図面に塗装デザインを描き込み、それらを模型化し、全員で意見交換を行った。塗装ワークショップの実施にあたっては、プロの塗装職人からレクチャーを受け、できるだけこどもたちが主体的に作業できるように、大学生や保護者、地域住民がサポートしながら、こどもたち自ら塗装作業を行った。先端科学技術推進機構 客員研究員 関谷 大志朗 Sekiya Taishiro関西大学建築学科卒、同大学院修了。大学・行政・地域など多様な主体による恊働型まちづくり活動に取り組み、現在は河内長野市南花台をフィールドに活動中。一般社団法人カンデ所属。総合政策教育南花台スマートエイジング・シティ団地再生モデル事業(咲っく南花台)/ 南花台小・中学校クラブハウス塗装ワークショッププロジェクト

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