DATA「つながる市」の様子「つながる市」での販売の様子大学でのサウンドマップ作成風景音風景調査#地域資源#関係人口#音風景目 的農山村地域の課題解決をみすえ、「ヤマとマチとをつなぐメディアづくり」というコンセプトを軸に、地域の主体と連携しながら交流・関係人口創出のための調査・実践を行う。活動内容2023年度までの試作品の開発や展示会等での経験をふまえ、木製フードスタンドの販売を実現させた。具体的には、無印良品トナリエ南千里アネックス店で開催された「つながる市」(2024年7月27日・28日開催)に出店し販売を成功させた。販売にむけて、プロジェクト説明用と商品説明用のパンフレットとポスターを作成した。また、商品化するにあたり、パッケージおよびタグ等のデザインをつくりあげた。(商品名「つなぐフードスタンド~木愛~」)活動の成果地域資源を活用した木製製品を開発し、販売を実現させた。音風景の観点から山村の生活環境文化を掘り起こし、可視化した。マチの学生が、ヤマ・サトの活動に参加し、相互の連携を強めた。連携先からの一言ヤマへの直接的なアプローチとしては、山間部の集落において音風景調査を昨年から実施してきた。具体的には、夏から秋、冬にむけて学生のみなさんに度々足を運んでもらい、実際に体を動かしながら、外の視点や若い視点で地域へのアイデアもいただいています。その学びと実践は、同時に地域側の活力や新たな取組みのヒントにも繋がっています。(NPO法人愛のまちエコ倶楽部)連携にいたる経緯東近江市愛東地区にて愛のまちエコ倶楽部の協力のもと、2022年6月より地域(サト)の木工職人と学生(マチ)のコラボによる木製品(ヤマの資源)の開発を開始。2023年度は試作品をもとに市場調査や展示会への出展を行い、山村での音風景調査による地域文化の掘り起こしを開始し、2024年度の活動へとつながった。今後の課題・目標・展開の可能性大学や販売事業者との連携を強化し、木製製品販売のビジネスモデル化をめざす。大学・学生のヤマ・サトのアクターとの連携継続のための仕組みをつくる。主な連携先・メンバーNPO法人愛のまちエコ倶楽部/音雨音木工所/箕川未来協議会活動地域滋賀県東近江市愛東地区・奥永源寺地区(ヤマ・サト側)/大阪府吹田市(マチ側)活動期間2022年6月~継続中活動資金地域連携活動に対する補助事業の季節の変化を軸として、住民への地域の音風景の記憶を掘り下げるヒヤリングと、実際の音環境の観察・録音を行ったうえで、「サウンドマップ」を作成し、地元に還元した。上記活動をより円滑にし、さらに連携を強めるために、愛東地区(サト)での農作業のサポートや、奥永源寺地区(ヤマ)での清掃活動等の地域行事への参加・協力などにも積極的に取り組んだ。社会学部 教授 大門 信也 Daimon Shinya専門は環境社会学。地域の記憶の掘り起こしや、ヒト・モノ・カネの循環等の切り口から、中山間地域と都市部をつなぐ実践に、学生たちと取り組んでいる。環境・アセットマネジメント文化・スポーツ振興産業振興13~農山村における地域資源の発掘・活用と関係人口の創出~ヤマ・サトとマチをつなぐメディアづくり
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