関西大学地域連携事例集Vol.7
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1 自治体などを介して、地域社会と本学との教育研究の協働を実現することを通2 地域連携を活発化することで、本学の教育研究活動の高度化を促進する。3 持続的な事業の展開を実現するとともに、教育研究に関わる連携事業の成果を4 地元大阪・関西地区において、長年にわたり教育研究活動を積み重ねる本学の5 総合大学としての強みを生かし、多様な考え方や価値観から生じる課題を有す6 関西大学をハブとして、地域社会からグローバル社会における多様な主体間の関西大学地域連携センターは、地域との連携に関する本学の窓口として2005年4月に設置されました。関西大学の学是は「学の実じつ化げ」。この教育理念の提唱者 山岡順太郎(1922年、大学昇格時の総理事、のちに第11代学長)はこの理念を、「学問の実質的価値は、其その社会化価値である。苟いやしくも学問である限り、確たる現実の事相に即し、実際から出発して一の原理に到達する順序と、更に学術的思索から実際に帰るといふ順序とが、表裏一体のものとならねばならぬ」(『千里山学報』第8号)と説明しています。地域連携活動は、人びとの生きている現実のなかから学んで学理に到達し、他方でまた、獲得しえた学問の成果を人びとの暮らしのなかに活かそうとする点で、まさに本学の学是「学の実化」を実践する営みです。13学部を擁する関西大学が取り組んでいる地域連携活動について、その具体的な事例をご紹介するために、関西大学地域連携センターでは、この冊子『関西大学地域連携事例集』を編んでいます。本学全体が地域貢献への窓口としての役割を果たし、教職員と学生がどのように地域へ活動を働きかけ貢献しているかは現時点では目に見えず、今なお、種を蒔き、芽吹き、成長の過程を続けているものもあります。本号がその瞬間に過ぎず、連続性のある、より良い社会の未来を描くことが出来るよう、皆の知恵を出し合いながら、変化し続けるランドスケープ(風景画)として様々な視点から見ていただけるものと確信しています。じて、地域社会の課題を解決することを目的とする。蓄積する。地域性を発揮する。る、地域社会のニーズに対応する。連携を創造し、高等教育研究機関としての責を果たす。関西大学地域連携センター長 劉 雪雁はじめに関西大学地域連携ポリシー

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