お知らせ

学生諸君へ

2021.07.17

 大阪府に発出されていた「緊急事態宣言」は解除され、関西大学では6月21日より、「原則対面授業」の体制に戻りました。キャンパスにも学生の皆さんが戻っています。

 一方で、ここ数日、大阪府における新規のコロナ感染者数の増加傾向が見られます。総じて、若者世代、特に、20歳台の新規感染者が多くを占めており、関西大学においても学生の新規罹患の報告が増えています。一般的に若い感染者は軽度の症状に留まると言われていますが、本学学生においては入院するケースや後遺症に悩まされるケースが報告されています。
 みなさんの中で「緊急事態宣言」が解除されて以来、感染防止に対する意識が希薄になっていないでしょうか。変異株の出現に伴って、より厳格な感染防止策の実施が必要とされています。
 これから、定期試験の期間に入ります。体調に留意する中で、特に、コロナウイルスへの感染防止について一層の配慮をお願いします。特に、食事で感染したと思われる報告が増えているため、黙食の厳守に努め、多人数での会食の自粛や喫煙所など多くの人の集まる場所での感染防止に努めてください。引き続き、自覚を持って感染防止の行動に注意を払ってください。

 関西大学では、6月21日より、コロナウイルスのワクチン接種がはじまっています。ワクチン接種は感染のリスクを下げるとともに、重症化を防止してくれます。ワクチン接種は自身の判断によるもので強制するものではありませんが、ワクチンの接種の予約が終わっていない方には速やかな接種を推奨します。一方で、ワクチン接種を希望していてもアレルギーなどの理由で接種できない方もいます。接種する人が増えることで接種できない方を守ることにもつながります。そのような理由からも受けない人に対する同調圧力や差別のないようにしましょう。

                             2021年7月17日   学長 前田 裕