白川 朋吉

第2代理事長 推薦校友 理事長 弁護士

1952(昭和27)年11月27日~1959(昭和34)年8月18日

明治6年(1873)12月2日香川県に生れる。
明治21年、医師を志して上阪、志半ばにして法律に転身し、明治27年、関西法律学校に入学、翌年東上して東京法学院(中央大学の前身)に転入、明治31年同院法科を卒業。同年弁護士試験に合格。
明治34年大阪で事務所を開く。明治35年、江戸堀校舎新築の基金募集委員、明治45年福島学舎の校舎拡張常務委員、大正2年、社員を経て、大正6年に監事に就任。翌年大学設置拡張委員、 大正8年、 協議員・監事に再任。
大正10年から理事として大学昇格問題に尽力するなど経営の中枢に携わった。 この間、大正11年、大阪弁護士会長、大正14年、大阪市会議長(昭和4年再選)を務めている。再び、昭和18年、本学理工学部設置の議により調査委員に選ばれ、翌年関西工専を実現させたあと相談役に就任。昭和21年、 寄付行為改正委員長をつとめた。
昭和27年理事長時代(昭和31年まで)には第1学舎を始めとして、高中学舎、工学部学舎及び秀麗寮等の建設に尽力して本学発展のために貢献した。一方、阪堺電鉄社長など勤めた。昭和37年市政・文化の貢献により大阪市最初の名誉市民に推された。
趣味は絵画の鑑賞と蒐集。昭和38年(1963)1月30日没した。89歳