松尾  高一

(1888〜1973)

校友 監事 尼崎信用金庫創立者

明治21年(1888)7月5日岡山県に生れる。
彼は晩学の人で、大正13年、35歳の時に関西大学専門部経済学科に入学し、 昭和2年に卒業した。
 その間、大正初年、大阪市役所に勤め、昭和3年に日本木管に転職し,在職中に同郷の中江済と知り合い、昭和10年に尼崎信用組合を設立、翌年常務理事に就任し、昭和19年に第4代組合長に就任した。
 昭和26年、信用金庫法が制定され、尼崎信用金庫と改称、初代理事長となる。昭和19年から昭和48年に亡くなるまで、30年間同金庫の代表として同金庫の発展に貢献した。母校には昭和27年から法人評議員に選ばれ、昭和35年には監事に就任して大学経営に参画、その後も評議員となり、一方早くから校友会の尼崎支部長などを歴任、 母校発展のため尽力した。
  昭和41年に本学顧問となる。昭和43年には尼崎市で最初の名誉市民の称号を受けた。 昭和48年(1973)5月19日没した。84歳