八鳥  治一

(1903〜1952)

校友 教授 英文学

明治36年(1903)2月2日三重県に生れる。
県立四日市商業学校を経て、大正14年、関西大学予科に入学。昭和3年、法文学部文学科英文専攻科に進み、昭和6年、成績佳良の賞牌を授与されて卒業。直ちに、本学第二商業学校の教諭となり、傍ら大学院に残り、本学講師であった英語学の泰斗細江逸記博士に師事して英文法を研究。
 昭和8年、大学予科の講師に迎えられ、昭和11年に助教授、昭和14年には教授に昇任した。
 主として予科の英語を担当し、予科生徒主事、同学生部長として学生の指導に当たった。
  更に、多くの運動部の顧問を務め、本学スポーツの振興にも尽力した。戦後、学制改革に伴い、積極的に文学部英文学科の再建に努めた。
 また、昭和25年には監事となり大学経営にも参画した。やがて衆望を担って文学部長に就任。 併せて法人評議員となる。
 昭和27年(1952)9月1日、惜しくもその在職中に急逝。 文字通り献身的に母校学運の発展に貢献した。 49歳