武田 蔵之助

(1882〜1968)

顧問 弁護士

明治15年(1882)10月30日、滋賀県に生れる。
第七高等学校を経て東京帝国大学法学部独法科に入り、明治45年に卒業する。直ちに大学院に進み、海商法を研究。大正2年、同大学の助手となる。
 大正5年、兄(武田貞之助)の薦めで関西大学講師となる。当初は弁護士を開業したこともあって専任にはならなかったが、教育熱心で学生の信望も厚く、芦屋の私邸には学生たちがよく出入りしたという。
 昭和4年、初代の専門部主事となり、昭和18年には協議員に選ばれ、昭和22年、顧問に推挙される。
 昭和33年、第7回法律専門家国際会議に出席するため渡独する。昭和43年(1968)8月18日没した。85歳