高垣 善一

(1898〜1966)

校友 和歌山市長

明治31年(1898)2月25日和歌山県有田に生れる。
明治45年、地元郵便局に勤め、のち新宮、和歌山局を経て、大阪中央電話局に転任。大正5年に退職し、南海電鉄に入り、大正7年には国鉄に転職。
 大正14年、志を新たにして、地元の法律事務所に勤め、 関西大学で法律・政治を学んだ。 昭和7年、本学専門部、 昭和10年法文学部法律学科を出て、更に昭和14年に経商学部経済学科を卒業した。
 すでに本学在学中の昭和8年、和歌山市議に当選。以後、3選しその間、副議長、議長を歴任、また、昭和14年には県議に当選。戦後、和歌山市長選に立候補し、見事当選、初代民選市長となった。
 以来5選、地方自治のため尽力した。昭和41年(1966)5月31日没した。68歳。死後、彼の功績と栄誉を称え、和歌山市から名誉市民の称号が贈られた。