木村  健助

(1894〜1979)

教授 民法

明治27年(1894)2月17日岐阜県に生れる。
大正7年、第三高等学校を経て東京帝国大学法科大学法律科に入学、大正10年、同大学を卒業。直ちに山下汽船鉱業に入社したが、学究の念断ち難く、2年後に退社した。
 大正12年から東京と京都帝国大学の大学院で法律を学ぶ。大正15年、民法研究のためフランスに留学。昭和3年から関西大学講師となり民法を講じた。
 昭和4年、教授に就任。以後、法文学部長などを歴任。 戦後は専門部長を始めとして、昭和22年および昭和27年には法人の理事を務め、大学経営にも参画した。昭和27年再び法学部長に推され、翌年、岡野留次郎学長病床につき、暫時、学長事務代行を務めた。昭和34年、大学院部長を最後に役職を離れ、学究に専念した。
 昭和39年、退職後、愛知学院大学に迎えられ、昭和43年には同大学法学部長に推挙された。 昭和49年、同大学を退職。昭和54年(1979)10月18日没した。85歳