岸  源左右衛門

(1902〜1966)

校友 陸上部監督

明治35年(1902)6月8日大阪市に生れる。
大正7年、関西甲種商業学校から予科に進学。 直ちに陸上部に入部。大正14年から昭和2年まで主将を務めた。選手としては第7・8回極東五輪の800・1500メートルに出場し、いずれも第4位に入賞。 昭和3年箱根駅伝に出場、同年法文学部法律科を卒業。
 母校の学生課に勤める傍ら部のOBとして後輩をコーチした。昭和5年に大阪市立東商業学校の教諭に迎えられ、昭和12年、初芝商業学校教諭に転じ、昭和19年まで勤めた。
 その間、余暇をさいて 千里山グランドや合宿先に姿を現わし、後輩の指導に情熱を燃やした。いわゆる関大陸上部の黄金時代を築いた人である。
  戦後昭和26年から再び母校に体育講師として勤務。昭和33年からは陸上部の監督も引き受け後輩の指導にあたった。
 昭和41年8月長居グランドで選手の指導中に倒れ、手厚い看護も及ばず、昭和41年(1966)10月31日没した。64歳