小野村  胤敏

(1897〜1947)

校友 弁護士

明治30年(1897)9月12日福井県小浜の神官の家に生れる。大正6年、関西大学専門部を卒業。 のち上京して日本大学山岡研究室に入り、1年後には弁護士試験に合格。大阪で弁護士を開業。
 大正14年3月、日本大学大阪専門学校(近畿大学の前身)の創立に参画。昭和2年、司法省嘱託としてドイツに3年間留学。帰国後、日本大学専門学校が経営危機に直面するや、 昭和9年、同校の校長代理に推挙され、学園再建に尽力した。 やがて昭和11年、校長に就任。
 その後、昭和14年、日本大学より分離して大阪専門学院として独立し、同学院の理事長に就任。昭和18年には大阪理工科大学と改称、同大学の学長となる。その後、同大学の設立にからんで学園に一大騒動が発生、その責任をとり学長を辞任した。
 昭和22年(1947)2月26日没した。49歳