阿部  甚吉

(1907〜1981)

校友 評議員会議長 監事 弁護士

明治40年(1907)1月25日徳島県に生れる。昭和4年、関西大学専門部法律科に入学し、 昭和7年、同校を卒業、翌年司法試験に合格。はじめは村野弁護士事務所に勤めたが、昭和13年、独立して自宅に事務所を開く。
その後、昭和29年、大阪弁護士会副会長、 昭和32年、近弁連理事を務め、 昭和39年には大阪弁護士会会長、近弁連理事長、日弁連常務理事を歴任、昭和44年、日本弁護士連合会会長に就任した。母校の経営に直接携わることになったのは、昭和22年、監事に就任した時からである。この間、特に千里山外苑買収問題、名神高速道路問題に関して尽力した。
昭和31年から4年間評議員会議長を務め、昭和35年からは、 寄付行為改正委員長として寄付行為の抜本的見直しに着手し、昭和39年大改正に至る基礎を築いた。
昭和47年、顧問に推挙されてからも、校友会を含め母校発展のために貢献した。また一方では、昭和37年に日清食品監査役、 昭和46年には大阪府人事委員会委員なども務めた。
昭和56年(1981)7月30日没した。74歳