大島 貞敏

(1838〜1918)

創立者 司法官

天保9年(1838)11月23日、兵庫県に生れる。出石藩士の父に従って同藩江戸屋敷に勤番、幕末の混乱期には藩命を奉じて江戸と出石の間をしばしば往来する。
 明治3年、新政府に仕官し、弾正台、大阪府を経て司法省に入り、東京上等裁判所判事、高知裁判所長となったが、一旦官を辞す。明治14年に再び仕官して長崎裁判所長、明治19年、大阪始審裁判所長となる。このころ関西法律学校創立のことにあずかる。
 明治23年、東京地方裁判所長、ついで長崎控訴院検事長となる。明治31年、再び大阪にもどり、大阪控訴院検事長となったが、明治36年に退官。大正7年(1918)4月15日没した。79歳