上道  直夫

(1904〜1978)

教授 ドイツ文学

明治37年(1904)6月24日兵庫県西宮市に生れる。昭和6年、東京帝国大学文学部独逸文学科を卒業。 昭和11年、 同大学院を修めて関西大学講師となる。 昭和17年、 教授に昇進。 昭和19年、法文学部の縮小に伴い一旦退職したが非常勤講師として残り、同年11月、再び教授として迎えられた。
 昭和33年、文学部長に就任。昭和30年、在外研究員として5ヵ月間渡欧。昭和32年から本学独逸文学会の会長を務める傍ら、学外でも学会及び協会の役員として活躍した。昭和35年、法人評議員に推され、昭和39年には理事となり大学経営に参画した。昭和45年、定年退職、名誉教授となる。
 退職後、 大阪産業大学の教授となる。著書は、G・ハウプトマン著『情熱の書』及びK・エートシュミット著『生きている表現主義』などの翻訳がある。昭和53年(1978)8月28日没した。74歳