竹田 省

第15代学長(事務取扱)

1944(昭和19)年5月~1946(昭和21)年1月

明治13年(1880)9月19日富山県に生れる。 幼少の頃に竹田家に入籍。第四高等学校を経て、明治39年、京都帝国大学法科大学卒業。同年司法官試補となったが、翌年には母校の講師となり、商法学講座を担当した。明治41年、助教授に任ぜられ、大正元年から欧州に留学、大正4年に帰国して教授となる。大正6年に法学博士の学位を受ける。昭和7年、京都大学を退官。同年大阪で弁護士を開業し、傍ら関西大学の講師を勤めた。 昭和8年、本学の協議員に選ばれた。一方、阪神電鉄、朝日放送などの役員を歴任。 昭和19年3月本学の監事に就任、同年5月、神戸学長のあとを受け学長(事務取扱)兼人文科学研究所長に就任した。また、大日本弁護士報国会長をも勤めた。昭和22年、日本学士院会員に推挙されている。昭和29年(1954)2月26日没した。 73歳