ガラス乾板に記録された住吉大社の風景
本研究は、住吉大社(大阪市住吉区)に所蔵されている昭和初期に撮影された古写真(ガラス乾板)をもとに、同社の歴史景観の復元を目指すものである。これまで未整理のガラス乾板には、明治初期の激動から復興し、境内の整備が行なわれた時期の様子が記録されている。これらをデジタル化し、歴史学・民俗学・建築学などの視角から分析することで、景観を復元するとともに、近年、歴史資料として注目されるガラス乾板資料の調査・整理・保全とその活用に関する新たな研究の枠組みを提示する。
住吉大社のガラス乾板のデジタル化は、第44回(平成27年度)三菱財団人文科学研究助成の研究成果
「ガラス乾板に記録された住吉大社の歴史景観的復元」の研究成果の一部である。

