“KUMP”とは?
KUMP(ケーユーエムピー)とは、関大メディカルポリマー(Kansai University Medical Polymer)のこと。関西大学の化学生命工学部(化学・物質工学科)とシステム理工学部(機械工学科)が開発を目指す、医療用の高分子材料と医療機器です。大阪医科大学と連携し、現場のニーズに応えながら、未来の医療における治療と診断に役立つさまざまな“素材”や“デバイス(機器)”を開発中です。
関節を再生する
ポリマー

体に触れずに
診断できる機器

狙ったところに
薬を届ける
ポリマー

骨の機能を
整えるポリマー

体内で形を変える
ポリマー

簡単に
検査できる機器

- 関大って理系の
イメージが
そんなに強く
ないんですけど…
- 理工系学部で、医療?
- 医療に携わるのは医師・薬剤師(医歯薬学)、看護師(看護学)だけではありません。医療には、さまざまな「道具」や「装置」が必要ですが、それらを構成している材料や機器は、工学(ものづくり)の力なしには開発できません。関西大学は、化学系・機械系の両分野において、医療と工学の境界領域を学べる環境が整っています。
- KUMPがあると
医療はどうなるの? - KUMPは「人にやさしい」をテーマに、患者さんの体にやさしく、医師や看護師にとって扱いやすい材料・機器の開発を進めています。実用化されれば、患者さんと医療従事者の双方の負担を軽くでき、医療事故が減るなど医療の質の向上に大きく貢献します。
- KUMPは
社会にどう役立つの? - 意外かもしれませんが、日本の医療機器のほとんどは輸入品です。それが医療費総額を押し上げる一因となっており、間接的に国民の経済的負担を増やしています。日本のものづくりの力を生かした低価格で高品質・高性能な医療機器が実用化されれば、国民の負担が減るだけでなく、世界に向けてメイド・イン・ジャパンの品質を届けることが可能です。操作が簡便な医療機器は、十分な医療体制が整っていない国や地域の医療にも貢献できます。