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ペンギンと共に新年を迎えました

 今年のお正月はペンギン三昧でした。

 大晦日の夜、昭和基地からヘリコプターで袋浦というペンギンの営巣地がある場所へ 移動し、ペンギン調査を行っている3名の観測隊員の方々に合流させてもらいました。

 昭和基地では、ドラム缶を使って手作りした「除夜の鐘」を一足お先に突かせても らってから出発しました。そして、袋浦の小さな観測小屋の中で伊勢エビ味噌汁をい ただきながら新年を迎え、元旦早々から早速ペンギン調査の様子を見学させていただ きました。

 ここ袋浦にはペンギンの巣が110個あります。その1つ1つに番号をつけ、毎日欠かす ことなく観察が続けられています。1つの巣につき卵は2個ずつ産み付けられ、雄雌が 交代で卵を温めたりヒナの面倒をみたりします。ヒナの成長具合や数の変動を記録す るほか、成鳥の体にGPS発信器やカメラを取り付ける観測も行われており、回収され たデータは小屋の中のパソコンですぐに見ることができたりして、すごくハイテクで す。しかし、取り付けた発信器やカメラを回収する作業は地道な手作業。寒い中、ペ ンギンに少しでも負担のないよう心配りをしながら、日々、丁寧な観測が続けられて います。

 また、昭和基地では普段どんなふうに過ごしているかというと…、

 私も含め隊員全員が新しい建物をたてたりする現場作業をしています。

 太陽の出ている今の時期に色んな作業を終えておかないといけないので、昭和基地は 大忙しなのです。
 昭和基地での基地設営作業をお手伝いさせていただきながら、時々、野外観測にも同 行させていただいたりと、様々な体験をさせてもらって本当に刺激的な日々を過ごし ています。

 南極授業の中で、どれだけお伝えできるかな…。もうすでに伝えたいことがいっぱい で困っています。



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