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中学3年 沖縄八重山研修旅行3日目

本日で研修旅行も3日目。そろそろ疲れがでてくる頃というわけで、朝食に眠たそうな顔のままやってくる人が増えてきました。しかし、朝食を食べてしまえば充電完了とばかりに、みんな元気にバスへと乗り込んで行きました。
今日の活動は、ABD組がカヤマ島でのシュノーケリング、CEF組が西表島でのカヤックでした。

<カヤマ島シュノーケリング>
本日のカヤマ島は、午前中は曇り空ではあるものの、暑くも寒くもなく、風も弱く、波も穏やかで、シュノーケリングにはもってこいの条件でした。
午前には女子、午後には男子がシュノーケリングを行いました。ほとんどの人がシュノーケリングは初体験のようで、まずは浜辺でフィンの付け方やシュノーケルの使い方、ゴーグルの曇り止めのしかたや水が入ったときの対処法などを細かく教えていただきました。インストラクターさんはとても明るい方たちで、ユーモアたっぷりに楽しく基礎を学ぶことができました。
基礎が身に付けば、後は実践あるのみ。船で10分ほど沖にでたところにある「お魚畑」と呼ばれるポイントに連れていっていただき、実際にサンゴや魚たちを見ました。水深は4メートルほどのポイントで、足がつかないことにしり込みをしている人もいましたが、ここでもインストラクターさんがしっかりサポートについてくださったおかげで、「お魚畑」と呼ばれるにふさわしい色とりどりの魚たちやサンゴを楽しむことができました。
しばらくすると、フリータイムとなり、まだまだ魚を見飽きない人や、潜水に挑戦する人、海に飛び込む人など、様々でしたが、みんなに共通していたのは、楽しそうな表情でした。

また、島ではビーチコーミングも行いました。聞き慣れない言葉ですが「コーミング」とは本来「髪をくしでとく」という意味です。人が横に並んでまっすぐ歩く様子をくしの歯にたとえ、ビーチをくしでとくように歩きながら、落ちている物を収集する活動をビーチコーミングと言うそうです。今回は漂着ゴミの観察と、サンゴ拾いを中心に行いました。漂着ゴミは日本の物だけでなく、中国や韓国、台湾のゴミも流れてきます。海はすべての世界につながっていること、そして環境問題を考えるには、自分たちの国だけが取り組んでも不十分だと言うことを学んでくれたのではないかと思います。サンゴ拾いは、流れ着いたサンゴの死骸を拾うのですが、魚の形に見える物や、アルファベットの形に似ている物などを楽しげに探して見せ合ったりしていました。

活動後、男女全員が集合して、沖縄の音楽と踊りをみせていただきました。三線(さんしん)は何ともいえない趣のある音と独特の音楽のリズムに、ゆるやかな時間の流れを感じることができました。D組の男子全員で「島唄」を歌い、他のクラスの生徒たちが全員で手拍子を打つというシーンもあり(歌声が少し弱々しかったのですが)とても楽しく過ごすことができました。

カヤマ島はスタッフの方もとても面白くて優しく、船で帰る際、生徒たちはとても名残惜しそうな表情をしていました。港で見送っていただいている時に数名のスタッフの方が海にダイブしてくださり、最後の最後まで我々を楽しませてくださいました。

<仲間川・由布島・忘勿石>
石垣を出港した船は、40分で西表島・大原港に到着。すぐに仲間川へ向かう遊覧船に乗り換えます。
パドル操作の講習を受けたあと、再び遊覧船で仲間川を遡ります。両岸には呼吸をするための膝根を見せるオヒルギや、タコの足みたいな根っこのヤエヤマヒルギなど、マングローブが見られます。
河口から約6kmの場所にあるサキシマスオウの木は樹齢400年(推定)。江戸時代から生えている木の大きさにみんなびっくりでした。
そしていよいよカヤックツアーです。最初はパドルを持つ手もおぼつかず、パートナーとの呼吸もあいません。蛇行したり、隣のカヤックとぶつかったりしながら、だんだん上手になっていきました。
昼食後はイリオモテヤマネコを見に…と、いっても剥製ですが、みんな興味津々の様子でした。他に、保護されている「よん」という名前のイリオモテヤマネコのようすを映したライブ映像もじっくり観賞しました。
その後、由布島へ。名物の水牛車にゆられながら、約400mの浅瀬を渡ります。ガイドさんの三線に合わせて唄うグループもあって、にぎやかに楽しんでいました。
そして今日最後の訪問先は、南風見田の浜にある「忘勿石」です。
今から65年前、ここに強制移住させられた波照間島の島民をマラリアが襲いました。免疫をもたない波照間島民の約3分の1が短期間に犠牲となり、帰島の際「この事実、忘れることなかれ」という願いを込めて、波照間国民学校(当時)の校長先生が浜の砂岩に「忘勿石 ハテルマ シキナ」と彫りました。
こういった悲しい歴史を持つとは思えないほど、穏やかで美しい南風見田の浜。永遠に平和であることを心から願い、全員で黙祷を捧げました。
<ミールクーポンで食事>
夕食は今回1度だけ、ミールクーポンを渡して、ホテル内の飲食店で好きに食事をしてよいことにしました。焼き肉食べ放題、和、洋、中から選べるのですが、やはり焼き肉が一番盛り上がっていました。次から次に肉を平らげていく姿には呆気にとられるばかりでしたが、その後に大量のパイナップルを食べるのを見て、ますます呆然とさせられたのでした。

さて、明日はいよいよ最終日。すばらしい旅の締めくくりになりますように……。

<生徒のコメント>
研修旅行3日目の今日は、シュノーケリングとビーチコーミングをして楽しみました。
いただいて、すぐにシュノーケリングでは、スタッフの方々が細かい所まで丁寧に教えてくださったので、ほとんどが初心者の私たちにも、沖縄のきれいな海をしっかりと目に焼き付けることができました。
また、ビーチコーミングでは、海岸にある星砂やサンゴを探しました。
ふだんできない、貴重な体験をさせてもらったので本当によかったです。(A組女子)

今日は小浜島を通って嘉弥真島に行って、シュノーケリングとビーチコーミングをしてきました。
シュノーケリングは初めての経験で、わからないことがほとんどだったけど、インストラクターの方に教えて水深3mほどの「お魚畑」と呼ばれるサンゴ礁を見に行きました。
初めて生でサンゴ礁を見たのですが、本当にキレイで感動しました。
ビーチコーミングでは、嘉弥真島の自然と環境について教えていただきました。
星の砂が見つかるビーチでみんな必死に探したり、自分のイニシャルの形をしたサンゴを探したりして、すごく楽しかったです。
今日は一日とても充実した時間が過ごせました。(B組女子)

今日はカヤック体験で、いろいろなことを教えていただきました。カヤックで川を上るのは結構大変でしたが、休憩もあったのですごく楽しかったです。
今までカヤックに乗ったこともなかったし、川に入ったこともあまりなかったので、貴重な体験ができてよかったです。
マングローブやそこに棲む生き物についても教えてもらって勉強になったし、トレッキングでは歩いたことのない道を歩けて楽しかったです。(C組女子)

今日は西表島の浦内川で、カヤック体験とトレッキングをしました。
思っていたより、漕ぐのに力がひつようで、ゴールではみんなかなり疲れていました。カヤックを漕いでいる途中に、ガイドの方々にさまざまなことを教えていただきました。
かなり疲れましたが、いろいろなことを学び、ガイドのみなさんにもすごくよくしてもらったので、とても充実した一日になりました。
トレッキングでは、日本百選にも選ばれたという滝を見に行きました。そんなすごい滝を今まで見たことがなかったので感動しました。(E組女子)

今日、私たちは仲間川でカヤックをしました。
カヤックはしんどかったけれど、ペアの人と力を合わせてがんばりました。
そのあと、由布島へ行く水牛車に乗ったとき、みんなで「安里屋ユンタ」や「涙そうそう」を唄いました。
最後に「忘勿石」に行き、戦争マラリアについて学び、平和について考えました。(F組女子)



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