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高1 狂言鑑賞に行ってきました

高1学年は、11月11日に狂言を鑑賞するため大槻能楽堂へ出かけてきました。

狂言は、猿楽の滑稽な要素を受け、南北朝時代に発生した庶民の喜劇から起こった日本の伝統芸能です。鑑賞教室では、まず、狂言の歴史や基本的な所作(動き)についてお教えいただきました。続いて、生徒全員で狂言の所作としての「お辞儀」を体験しました。また、舞台に上がらせていただいた10名の生徒は、「お辞儀」だけではなく、擦り足での歩き方や狂言の所作としての「笑い」を教えていただき、舞台上で堂々と演じました。その後、狂言「太刀奪」と「柿山伏」を鑑賞し、活発な質疑応答を経て幕となりました。

高校入学後に本格的に古文の勉強を始めた高校1年生の生徒たちにとっては、台詞(古語)の難しい部分もあったかもしれません。しかし、演者の方々の所作(動き)から、狂言の面白さを感じ取った生徒も多かったようです。

今後も、狂言だけではなく、日本の伝統芸能や古典文学に興味を持ってもらえればと思います。

当日、舞台上で体験をさせていただいた生徒の感想です。

僕は、檜舞台の上に立たせてもらいました。おそらく、もう、一生あそこに立つ機会はないと思うので、しっかり目に焼きつけておこうと決めていました。演者視点と観客視点で、今の劇場とかもそうかもしれませんが、本当に見え方が異なりました。だから、ある意味、演者と観客は本当に別世界にいて、客は神視点か何かかな...と思ったりしました。(A組男子)

感慨無量でした。狂言の所作には学ぶことも多く、現代日本の行儀、礼節に実用できる部分がありました。柿山伏の話は、破顔大笑!山伏の文化を踏まえて観ると面白さが増しました。(D組男子)

舞台に立てたことが、今回の狂言体験での一番やって良かったと思えるものでした。狂言の舞台は体育館やホールの舞台とは違い、構造が特殊なもので、それをこんなに間近で観られたのはとても光栄なことだと感じました。舞台に立って声出しをさせていただいたときは、緊張よりも楽しさが上回りました。みんな恥ずかしいといったことはなしで、堂々とし、すっかり役者になっていて、「舞台に立つというスイッチ」が入れ替わる場所はすごいものなのだなと実感しました。舞台に立つと自然に狂言の世界に入り込めるかのような魅力に包まれており、是非とももう一度狂言の舞台に立ってみたいと強く思いました。(J組女子)

前日に少しだけ狂言を観て、基本的に擦り足で移動することを知って、「木の板って傷ついて引っかかったりしないのかな?」と思っていました。実際に足袋をはいてみるととても歩きやすく、舞台上はきれいで引っかかることは全くなかったです。体験の時、笑いの練習をしましたが、姿勢を保つだけできつくて息もギリギリだったのに、演者さんは「柿山伏」のとき、山伏の姿で鳥などの鳴き真似をしてそのまま笑っていて、よく息が続くな...すごい!と思いました。(J組男子)

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