職場レポート⑥中日新聞 vol.1


2010/08/24

 現在、関西大学第一高等学校ではインターンシップ2010を実施しています。事前講座も修了し、7月16日より順次、それぞれの実習先でのインターンシップが始まっています
 一高生たちは受け入れていただいた企業・団体・学校でどのような就業体験を行っているのでしょうか。

 生徒たちが書いた「実習日誌」・「実習報告書」をもとにその様子をのぞいてみましょう。

―「実習日誌」「実習報告書」より―

実習先:   中日新聞大阪支社

実習期間:  8月11日(水)~ 8月12日(木)(2日間)

実習人数:  2名

実習内容:     インターンシップ1日目
       10:00  記者席、一塁側アルプススタンド、
             外野席から試合観戦
             (延岡学園 対 大分工)
       12:00  昼食
       12:30  試合を観戦し、スコアブックの記入
             (開星 対 仙台育英)
          試合終了後、選手と監督のインタビュー見学

※宿題として、観戦した試合の内容・感想について、自宅で記事原稿を書く

           インターンシップ2日目
       10:00  記者席から試合観戦
            (土岐商 対 八頭)
※昨日、観戦した試合の内容、感想を書いた記事原稿を添削していただく
       12:00  昼食
       12:30  試合観戦
            (聖光学院 対 広陵)
       13:30  甲子園歴史館の見学
       14:30  球場近くの中日新聞の仕事場見学

―インターンシップを通して感じたこと・学んだこと―
 試合の戦評やコラムを書くことはとても難しく、まだまだ自分には努力が足りないと思った。また甲子園歴史館を訪ねて、高校野球の歴史は長く、戦争との関わりが深いことを学んだ。(1年生 男子生徒)

 自分が書いた文章を読者に分かりやすく伝えることは難しいと改めて感じた。大会期間中は、球場近くの仕事場から会社に記事を送り、新聞に記事を載せているということをはじめて知った。高校野球は、新聞社にとっても、一大イベントである。(2年生 女子生徒)


―あなたはインターンシップで何を学び、どう変わりましたか―
 今回のインターンシップでは、新聞記者という職業の魅力を再び強く感じることができました。しかし、中日新聞のインターンシップが一番人気だったように、新聞記者という仕事は大変人気が高く、また競争率も高いということも分かりました。だからこれからは、今まで以上に勉強もクラブ活動ももっともっとハイレベルのところを目指して行きたいと思いました。
 あと、やはり記者という仕事は文章を書く仕事なので、文章を書く力も伸ばしていかないといけないと痛感しました。担当の吉川さんからいただいた原稿用紙をたくさん使ってこれからもよい文章を書く練習をしたいと思います。(1年生 男子生徒)

 私は今回、中日新聞のインターンシップに参加することができてよかったと思います。普通の高校生では行くことのできない記者席からの試合観戦や、選手と監督のインタビューをしている光景を見ることができて、本当に嬉しかったです。
 私が学んだことは「上手な文章を書くには、慣れが必要」ということと「本をたくさん読む」ということです。新聞記者になるために必要な文章力は、何度も何度も文章を書いたり、上手な文章を書き写すことで養われていくそうです。また、さまざまな本を読むことで文章の流れや組み立て方、言葉を覚えることができるそうなので、これからもっと読書をしようと思いました。記者の方は1ヶ月に10冊ほどの本を読んでいたとおっしゃっていたので、私は1ヶ月に5冊を目標に読書をしようと思いました。
 今回のインターンシップでの経験を活かし、自分の将来の夢の実現にむけてがんばっていきたいと思いました。夏休みの1番の思い出になりました。ありがとうございました。(2年生 女子生徒)

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