職場レポート⑦中日新聞 vol.2


2010/08/25

 現在、関西大学第一高等学校ではインターンシップ2010を実施しています。事前講座も修了し、7月16日より順次、それぞれの実習先でのインターンシップが始まっています
 一高生たちは受け入れていただいた企業・団体・学校でどのような就業体験を行っているのでしょうか。

 生徒たちが書いた「実習日誌」・「実習報告書」をもとにその様子をのぞいてみましょう。

―「実習日誌」「実習報告書」より―

実習先:   中日新聞大阪支社

実習期間:  8月13日(金)~ 8月14日(土)(2日間)

実習人数:  3名

実習内容:     インターンシップ1日目
           インターンシップ1日目
       10:00  記者席、一塁側アルプススタンド、
            外野席から試合観戦
            (新潟明訓 対 京都外大西)
          試合終了後、選手と監督のインタビュー見学
       11:00  試合を観戦し、スコアブックの記入
            (能代商業 対 鹿児島実業)
          試合終了後、選手と監督のインタビュー見学
       12:00  昼食
       13:50  デスク見学 戦評を書く
       14:30  甲子園歴史館の見学

※宿題として、観戦した試合の内容・感想について、自宅で記事原稿を書く
           インターンシップ2日目
       10:00  作業部屋の見学
            記者席から試合観戦
            (北大津 対 前橋商業)
※昨日、観戦した試合の内容、感想を書いた記事原稿を添削していただく
       11:00  試合を観戦し、スコアブックの記入
           (関東一 対 遊学館)
          試合終了後、選手と監督のインタビュー見学
       13:30  昼食
            記者席から試合観戦
            (早稲田実業 対 中京大中京)
       15:50  甲子園歴史館の見学

―インターンシップを通して感じたこと・学んだこと―
 私は、高校野球を「生」で観るのは初めてで、自分と同じ高校生のパワーあふれるプレーを間近に観ることができて、すごく感動しました。またインタビューの場面を見学できたりして、すごく貴重な経験をたくさんさせていただきました。(1年生 女子生徒)

 まず、記者席でスコアブックをつけさせていただきました。自分は書くことで精一杯でしたが、周りの方々は書きながらパソコンを操作したりしていてすごいと思いました。その後、連れて行っていただいたインタビュー会場では予想以上の方々が働いておられて驚きました。最後に見学した歴史館ではいろいろな展示物をみることができてよかったです。 (1年生 女子生徒)

 文章は短く簡潔に書く。戦評は勝った方を先に書き後で負けた方を書く。他の新聞社の人とも交流があり、情報も共有している。インタビュー・取材の時間は決まっている。という4点を私は今日、学びました。(2年生 女子生徒)

―あなたはインターンシップで何を学び、どう変わりましたか―
 まず、私はプロ野球でしか甲子園で試合を観たことがなく、高校野球を生で見るのは初めてでした。自分と同じ高校生のパワーあふれるプレーをみて、何回も感動しまくりでした。
 スコアブックをつけるのは初めてで、学校でやり方は教えてもらったものの、いざってなるとあわててしまって、初めの方は吉川さんに助けてもらうばかりでした。慣れてくると、だんだんつけるのが楽しくなってきたのですが、いくら日陰であっても、蒸し暑くて、毎日こんな作業をするのは大変だなと思いました。
 戦評を書いてみた時は難しいなと思いました。文字数が決められていなければ、1回表から9回裏までの試合経過を順番に書いていけばいいのですが、300字ぐらいと決められると、全ては書けなくって、自分でポイントを捜して書いていくのがすごく大変でした。しかし、本当に貴重な経験をたくさんさせていただいて、充実した1日になりました。ありがとうございました。(1年生 女子生徒)

 私は今回のインターンシップで大切なことを学ぶことができました。私は甲子園の記者席でスコアブックをつけさせていただいきました。その時の私は試合の様子を見る暇もないぐらい書くことで精一杯でした。しかし、周りで働いている人を見てみると、スコアブックをつけながらパソコンを操作したり、携帯で他の人と連絡をとっていたりしていてすごいと思いました。
 私はそのようにして働いている人々を見ていて、何事も正確にすばやく行動するのがいかに大切かを特に学ぶことができたと思います。私は物事をすばやく処理したりするのが苦手なほうなのですが、今後社会に出たときにとても大切なことだと思うので、少しずつでも、すばやい行動を心がけていきたいです。
 また、実際に高校球児が一生懸命プレーする姿を見ることができたり、感動の瞬間に立ち会えたりと、この仕事のすばらしさを感じました。実習は一日でしたが、とても充実しており、貴重な経験ができてよかったです。今回のインターンシップが今後の進路などにつなげられたらいいと思います。
 最後に、インターンシップに関わってくださった中日新聞の関係者様や先生方、ありがとうございました。(1年生 女子生徒)

 文章を書くときは、国語の授業でも習っていることだが、一文は短く簡潔に書くということを改めて学んだ。文章を書くときに私はすぐ「思った」「思う」などの言葉を使ってしまうが、300字程度の文章を書くときには一度しか使ってはいけないということも初めて知った。
 今回のインターンシッップを通して自分はまだまだ人にうまく伝えられるような文章が書けていないと思った。これから文章を書くときには、今回教えていただいたことを活かし、少しでも多くの人に自分の言いたいことが伝わるような文章を書きたい。(2年生 女子生徒)

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