インターンシップ2010 事前講座①を実施しました


2010/07/10

 7月10日(土)、インターンシップ2010に参加する生徒を対象に事前講座①を行いました。今年度エントリーした生徒は60名を超える盛況ぶりで、会場となった親和館中教室には真剣なまなざしの生徒たちの熱気があふれていました。
 はじめに、担当教員からインターンシップに参加するうえでの心構えと態度について説明し、マナー講座Ⅰとして基本的は挨拶の仕方などを学習しました。その後、前回配布した出願書類(エントリーシートや事前レポートなど)の記載事項を確認しながら、担当教員に提出していきました。出願書類がすべてそろったグループから郵便による発送準備に入ります。
 生徒たちはこのように実戦練習を交えながら、挨拶や訪問先でのふるまい方やことば使い、ものの受け渡し方などを学んでいきました。また実習グループごとに顔合わせを行ない、リーダーを決定し、連絡網を作成しました。その後、志望理由と意志確認の最終面接に挑みました。
 今回、受け入れ企業の中には参加希望者が殺到したため、志望理由ややる気、受け答えなどの態度をもとに選抜を実施したところもあります。(今回、涙をのんだ生徒のみなさん、まだ来年もチャンスがあります。この悔しさをバネに自己啓発に励んでください。)

<マナー講座Ⅰを受講して
   ―インターンシップに参加する生徒のコメントから>
 僕はあいさつなどのマナー事前学習などの講習で社会の厳しさと辛さに気づきました。一つ一つの行動でその人がどういう人かを決められてしまうということも体感しました。もし学校じゃなく社会の中で遅刻などをしたらその行動だけでクビになるかもしれないという環境でやっていかなければならないということに慣れていきたいと思います。(1年生男子生徒 大和ハウス工業株式会社)

 自分は今までに個人面接をしたことは何度かありましたがグループ面接は初めてで、どんな風にやるんやろう、どういう風に答えればいいやろう、人数多いけど受かるかなと不安でいっぱいでした。
 本番では緊張しっぱなしで、質問を隣の人とほとんど同じような答え方をしてしまい、うまく自分の気持ちや考えを伝えることができませんでした。その結果、見事に落ちてしましたけど、とてもいい経験ができたと自分の中では思っています。(2年生男子生徒 大和ハウス工業株式会社)

 私が事前準備講座で一番心に残っていることは面接です。私が希望した企業が定員2名中3名の希望者がいたので、選抜するための面接が行われました。私以外の2人は私よりも年下なのにとてもしっかりしていました。面接は緊張しましたが、自分の意見や自己アピールをしっかり伝えることができたと思います。結果は私と2年生の女子が合格し、実習先に行けることになりました。行けない人の分も実習先でいろんなことをしっかり学び、自分の成長に繋げていきたいと思います。(3年生女子生徒株式会社エフエム宝塚)

 僕は事前学習の面接で先生から色々な事を注意していただきました。その中で身だしなみについての事に印象を持ちました。僕は髪が長かったのですが、切る必要はないかと思ったりしてしまっていました。でもやっぱり、社会人としてふさわしいように散髪をして来なさいと注意されました。どんなに短い間でも社会に出れば、身だしなみをきちんとしなければならないということを実感しました。(2年生男子生徒 朝日新聞)

 今回のインターシップで、貴重な体験になったのは面接試験です。学校での面接とは思えない程の緊張感を味わえました。きっとこの体験は将来、大人になって、会社の面接を受けるときに、役立つと思いました。普段の生活では面接などは、体験出来ないので、良い体験になりました。インターシップでは、企業での体験も貴重ですが、企業先での体験以外でも良い体験が出来て良いと思いました。(1年生男子生徒 中日新聞)

 私は今回のインターンシップの面接が生まれて初めての面接でした。面接のときに心がけたことは、自分が相手に伝えたいことを分かりやすく相手に伝えるということと、落ち着いて話すということです。面接中はとても緊張して、自分が話した内容を覚えていません。今回、面接を経験したことは、将来、就職する際の面接できっと役に立つと思います。(2年生女子生徒 中日新聞大阪支社)

 面接するにあたって、事前に質問内容がわかっていましたが、あまりこのような経験がないため教室へ入っていくときには、すでに緊張している状態でした。志望理由を質問された時に準備していた内容が直ぐに出てこず、焦ってしまいました。良い意味での緊張を持ったまま、インターンシップに臨みたいです。(2年生女子生徒 株式会社みずほ銀行)

 私自身、今回始めてのインターンシップなのですが、リーダーを務めさせてもらうことになり責任感をとても感じています。エントリーシート・事前レポートでは、最初の段階なのですが、メンバーとの面識から始まり、相手先に自分の熱い思いを書いたレポートをグループで先生方からOKがでるまで緊張の中、繰り返し見直してから送りました。
 もうすぐ実習に入るので楽しみな反面、不安な点もあり、それぞれの自分たちの目標が果たせるように社会人同然のような気持ちでいきたいです。(3年生女子生徒 株式会社セブン-イレブン・ジャパン)

 私はレポートを書くときに二つのことを心がけました。一つはこの書類が実際に企業に送られるものであるということを意識することです。企業の方が見てもいいように丁寧にしっかりと見直しをしました。一つは自分の思いをありのままに出し切ることです。もし面接で落ちても悔いが残らないようにするためです。私の場合、どのようにして新聞記事が出来上がっていくのかが知りたかったのでそのことを書きました。(2年生男子生徒 朝日新聞)

 私は志望理由を書く時「おもしろそうだと思ったから」くらいしか浮かびませんでした。本当はそんな適当な理由じゃないはずなのに、うまく言葉にできませんでした。
 「なぜおもしろそうだと思うのか…」頑張って考えていると段々と自分の気持ちをうまく説明する言葉が出てくるようになりました。エントリーシートや事前レポートを書くことで自分の思いを正確に表現する力を身につけられたと思います。(3年女子生徒 千里ニュータウンFM放送)

 エントリーシートを書いた経験は今までなかったのでうまく仕上げるのに大変苦労しました、それなのに自己アピールの欄に平凡なことしか書けなかったことが少し心残りです。インターンシップ先の担当者の方が読むと思うと緊張しましたが、事前レポートには自分の書きたいことを精一杯書けたと思います。社会に出る前にこういうことを経験できて、よかったと感じています。(2年生男子生徒 上原綜合法律事務所)


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 今回の講座で参加生徒たちは、普段の授業ではあまり教えてもらえない、「社会人」として最低限、知っておくべきマナーについて学びました。これは普段の学校生活にもあてはまることが多く、「知らないと損をする」ことばかりです。ここで学んだことを単にインターンシップ実習中だけ活かすのではなく、普段の学校や家庭での生活にもぜひ当てはめてみてください。周りの反応が確実に変わりますよ。あとは実践あるのみです!

 次回の事前講座②はマナー講座Ⅱとして、「相手様との電話の応対」を学習します。その後、実際に受け入れていただく企業・団体に電話をかけ、事前の打ち合わせを行ないます。



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