インターンシップ2010 事前講座②を実施しました


2010/07/12

 7月12日(月)、インターンシップ2010に参加する生徒を対象に事前講座②を行いました。
 今回の講座では、マナー講座Ⅱとして基本的な電話での応対の仕方を学習しました。その後、実習グループごとに、日程や実習内容を確認しながら、インターンシップに参加するにあたって、集合時間・持ち物・服装・食事等の不明点を抽出していきました。そして電話をかける担当者と横でメモ等とる担当を決め、それらが終了したグループから順番に職員室に移動し、相手様への電話をかけていきました。
 また前回、時間の関係で最終面接を受けていなかった実習グループは順番に面接を受けていきました。緊張した面持ちで志望理由を暗唱する生徒たちの姿が印象的でした。


<マナー講座Ⅱを受講して
   ―インターンシップに参加する生徒のコメントから>

 電話による相手様との打合せは昨年度もさせていただき、今年は2回目でした。昨年はあらかじめ考えていた質問に答えて頂くだけだったのですが、今年は実習日程を決めるという重要なことをこの電話打合せで行わなくてはなりませんでした。その時に相手様とこちら側との認識の違いに気付かず日程を決めてしまい、先生方や一緒に実習に行くメンバーに迷惑をかけてしまいました。結果的にはその日程通りに実習を行えることになったのですが、確認の作業がとても大切だということが良く分かりました。
 立場上インターンシップ以外の場で業者や企業に電話をかける機会は多々あり、確認 の重要性は分かっているつもりだったのですが、今回このようなことがあり、改めて 気を付けようと感じました。(3年女子生徒 セブン-イレブン・ジャパン)

 私が中学生のときにも職業体験をする機会がありました。そのときは、すでに中学の先生によって事前準備された事業所へただ行くだけでしたが、今回は中学時代とは違い自分たちで段取りを組み、実行していかなければなりません。
 相手様に対して失礼のない敬語の使い方の難しさ…普段の生活で敬語をあまり使わないので、そのような場面で使い慣れていないのです。敬語そのものについては勉強していますが、実際に電話で目上の人に気を遣って敬語を使ってお話しすることは初めての経験で、自分の敬語の無知さに驚きました。
 受け入れ先と打ち合わせのとき、私はリーダーの補佐役でしたが、もっともっと敬語について理解を深めないといけないと思いました。(3年女子生徒 千里阪急ホテル)

 法律事務所は正確な言語表現と礼儀作法に厳しいと聞いていたので、打ち合わせの電話の際は敬語や正確な言葉使いに気を付けました。全体的にはスムーズに進みましたが、緊張感のあまり最後のあいさつの時に言葉がつまってしまったのが残念です。実社会の厳しさや難しさを大いに感じました。(2年男子生徒 上原綜合法律事務所)

 電話による相手様との打ち合わせのポイントを先生に教えていただき、相手様に失礼の無いように且つできる限り手短に電話ができるよう原稿を作ったのですが、『会社という所ではここまできっちりとできなくてはいけないんだ』と気圧され、高校生の私達がたった数日でもそのような所へ行くと考えると気後れしてきました。(2年女子生徒 株式会社 電通リサーチ)

 私は面接を通して、自分の伝えたいことを相手に伝わるように自分の言葉で説明するのは難しいなと思いました。
 頭では言いたいことが浮かんでくるのに、上手く言葉にできなくて、質問されていることに対して上手く答えられませんでした。でも実際に他の人が電話で話すのを聞いてみて、何か1つのこれだけは伝えたいってことを軸に話すと、上手く相手に伝えることができるのかなと思いました。(1年女子生徒 オリックス球団)

 電話での打ち合わせというのは初めてですごく緊張しました。聞かなければいけないことを紙にまとめ、丁寧な言い方に組み立て、何度も声に出してみたり頭の中でぐるぐるまわしてみたりと大変でした。いざ電話してみると相手の顔が見えないだけに失礼がないか心配で正直しんどかったです。でもこれから大人になっていくうえでこういうことはどんどんふえていくと思うので、いい経験になって良かったです。(2年男子生徒 株式会社ドウシシャ)

 私が事前学習で一番印象に残ったのは電話による相手様との打ち合わせです。簡単なことだと思っていましたが、いざ電話するとなると、言葉遣いに気をつけたり、失礼のないようにしなければならないし、大変でした。
 電話をかける時とても緊張しましたが、「忙しい中ありがとうございます。お世話になります。」という気持ちでお電話させてもらいました。なんとか無事打ち合わせを終えることができました。数年後社会人になってもこの最初の気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。(2年女子生徒 株式会社にっこう社)

 私はインターンシップには初参加です。今までに職業体験というものもしたことがありません。ですので、お世話になる相手様に電話をするのはもちろん初めてだったし、とても緊張しました。
 電話は相手の顔が見えないぶん、言葉に普段以上に気をつけないといけないし、頭がパニックになっても相手からは見えないので自分で対処しないといけないという、難しさを知りました。とても不安だったし、緊張しましたが、自分にとっていい経験となりました。 (2年女子生徒 関西大学博物館)

 私は、日ごろ祖父母くらいとしか電話で話すことはないので、実習先に電話をかけるときはとても緊張しました。
電話をかける前に松本先生にどんなことを聞けばいいのか教えてもらっていたので、いざ電話をしてみると思っていたよりも言葉につまることもなくてよかったです。ただ、1回目に電話したときに番号を押し間違って違うところに電話してしまったのが失敗でした。 (2年女子生徒 中日新聞)

 センターの方とのお電話はリーダーの先輩にして頂いたのですが、かなり緊張されていたみたいです。「先生、代わりにやって下さいよぉ~」と言いつつも、メモのペンを片手に真剣な表情でお電話をされていました。しかし、残念ながら、担当者の方はご不在らしく、先輩もうなだれていました。(1年女子生徒 子ども情報研究センター)

 私はインターンシップでメイシアターにお世話になることになりました。定員が一人ということで必然的に、私が電話をさせていただくことになりました。先に紙に相手様に伺うことを書き出していたのですが、実際にやるとなると、緊張して変な敬語になってしまったりして、あまり満足のいく出来ではできませんでした。しかし、なかなかこのような機会はないと思うのでいい経験ができてよかったです。また、電話をさせていただいたことによって当日がより楽しみになりました。(1年女子生徒 吹田メイシアター)


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 上記のコメントからもおわかりいただけるように、社会人の方と電話で話すことがはじめての生徒がほとんどで、電話での応対にはかなり苦労しているようでした。ただ事前に質問事項をグループで抽出し、それをもとに電話をかけられたので、予想以上にスムーズな応対ができました。何ごとにも事前の準備が大切ですね。

 さあ、これで事前準備は万端整いました。あとはインターンシップでの実習を待つばかりです。頑張れ、一高生!


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