「第3回 キャリアガイダンス」 を開催しました


2008/11/20

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 11月 6日(木)、関西大学100周年記念ホールにて高2学年・第3回キャリアガイダンス~自分たちの将来を考えるシンポジウム~が開催されました。今回のキャリアガイダンスでは、この夏、初めての試みとして実施させていただいた「インターンシップ(職業体験)を振り返って」という大テーマをもとに、2部構成で展開され、前回のシンポジウムと同様に、ゲストパネリストの方々を中心に熱い議論が繰り広げられました。
 今回のパネリストには、実際にインターンシップに参加した生徒の中から業種別に代表を4名、そして企業・団体からゲストとして3名の方々をお迎えすることができました。また今回も企画段階から宣伝・運営やシンポジウムの議論展開に至るまで、キャリガイダンス実行委員会のメンバーを中心に生徒たちがすべて自主的に開催してくれました。

キャリアガイダンス2008実行委員長兼コーディネーター
2年F組 樋口 大喜さん

 「キャリアガイダンス」とは、私たち生徒自身が企画・立案・運営する「自分たちの将来を考える全員参加型の会議」です。今回のキャリガイダンスでは、これまでの2回に渡って実施してきた反省点を踏まえ、この夏、はじめて実施したインターンシップ(職業体験)をトピックの中心に設定し、実際の体験談をもとに議論を進めました。またインターンシップの受け入れをしていただいた外部の企業様や団体様からもゲストパネリストをお招きして、参加生徒に対する講評をいただきながら、私たち高2生が将来の進学や就職に対して、どのようなことに不安を感じているのか、そしてそれらに対して、現時点で何をなすべきなのかを軸に話し合い、最終的な結論を浮き彫りにすることで生徒全員にフィードバックできるように展開に工夫しました。
 それでは当日の様子を紹介させていただきます。

【第1部 インターンシップ報告会】
 夏期休暇中、私たち関大一高の2年生19名がさまざまな企業や団体でインターンシップを行いました。まずは第1部では、実際にインターンシップに参加した生徒から、それぞれのインターンシップ体験を報告してもらいました。個人的な体験である「インターンシップ」を生徒全員の前でプレゼンテーションすることで、参加できなかった生徒にとっても疑似体験としてフィードバックされ、情報を全員が共有することができたと思います。

≪インターンシップ2008にご協力いただいた
                  企業・団体一覧とその報告者≫
   吹田市立千里図書館
        2年G組 松田 素実 さん (文Ⅱコース)
   吹田市立千里山・佐井寺図書館
        2年F組 藤井 美帆 さん (文Ⅰコース)
   吹田市文化会館メイシアター
        2年B組 北尾 美祐 さん (文Ⅰコース)
   子ども情報研究センター
        2年B組 三本松 愛 さん (文Ⅰコース)
   栄興電機工業株式会社
        2年 I 組 髙岡 宏之 さん (理 コース)
   上原綜合法律事務所
        2年F組 緒方 楓 さん (文Ⅰコース)
   山田公認会計士事務所
        2年D組 柳 久里奈 さん (文Ⅰコース)
   古渕税理士事務所
        2年F組 久納 聡幸 さん (文Ⅰコース)
   株式会社みずほ銀行
        2年D組 大村 文香 さん (文Ⅰコース)
    (順不同)

【第2部 パネルディスカッション】
 第2部では、パネルディスカッションを行い、「将来の進路選択とインターンシップの果たす役割」というテーマで議論を進めていきました。
 このパネルディスカッションでは、実際にインターンシップに参加した生徒代表4名と、今回、インターンシップを受け入れてくださった企業・団体の代表の方3名にパネリストとしてご登壇いただき、貴重なご意見を述べていただきました。

≪今回、参加していただいたパネリストの方々≫
 インターンシップに協力いただいた企業・団体の代表(3名)
  上原綜合法律事務所 弁護士 豊田 祐介 氏
  栄興電機工業株式会社 代表取締役専務 小坂 佳秀 氏
  株式会社みずほ銀行 法人営業部部長 角道 裕司 氏

 インターンシップに参加した生徒代表(2年生4名)
  2年C組 葉山 真妃 さん (文Ⅰコース)
  2年F組 芝田 展彬 さん (文Ⅰコース)
  2年 I 組 太田 晃平 さん (理コース)
  2年J組 川西 崇文 さん (理コース)

≪ゲストパネリストの方々のプロフィール≫
上原綜合法律事務所
     弁護士 豊田 祐介(とよだ ゆうすけ)氏
 豊田さんのプロフィールをご紹介します。豊田さんは現在、上原綜合法律事務所に所属され、弁護士として、日々第一線でご活躍されています。当日は、裁判関係の資料作成や整理、打ち合わせといった超過密スケジュールの中、私たちのためにお越しいただきました。実は、豊田さんは本校(一中・一高)のご出身で、高校時代は文Ⅱコースに在籍され、文武両道を実践されました。そして一高から関西大学法学部法律学科へ進学され、大学卒業後はさらに神戸大学法科大学院に進まれ、裁判制度や法律の研究に励まれ、同法科大学院を修了されました。
 当日は弁護士というお仕事や裁判の実情など、普段、私たちがなかなか知ることのできない法曹界についてわかりやすくお話いただきました。また、どんな目標を掲げるにせよ、「やる気」をもって、それに向かって努力することが一番大切であると一高生に自信と勇気を与えていただきました。
<一高生へのメッセージ>
 『キャリガイダンスにパネリストとして参加させていただいて、みなさんが、将来の進路を非常に真剣に考えておられるという印象を受けました。高校生活は、みなさんの「個」を確立する重要な時期であり、そのような中で、勉強やクラブ活動、友人との交流などから、多くを学び取って自身を見つめ、焦ることなく自分に合った進路を考え、選択なされればよいのではないかと思います。がんばって下さい。』

栄興電機工業株式会社
     代表取締役専務 小坂 佳秀(こさか よしひで)氏
 小坂さんのプロフィールをご紹介します。小坂さんは現在、社団法人兵庫県電業協会理事も兼任され、兵庫県内の電気工事業界の発展に尽力され、それを社会貢献という形で世の中に還元できるよう、日夜、精力的に活動されています。
 小坂さんは、大阪学院大学経済学部のご出身で、在学中はバンド活動に明け暮れる長髪(ロン毛)の大学生だったそうです。そんな小坂さんには、就職活動中、面接の前日に肩まで伸びていた髪をばっさりと切ったというエピソードも残っています。大学をご卒業後は、愛知電機商事㈱(中部電力関連企業)に入社され、主に食品及び医薬品関連の産業機械の販売営業を担当されました。その後、昭和60年に、一念発起され、現在の栄興電機工業㈱に入社、文系の小坂さんには全く縁のなかった「電気工事業」という理系業種に華麗なる転身を遂げられます。新しい環境に困惑しながらも、「第一種電気工事士」免許、及び「一級電気施工管理技師」免許を見事取得し、電気工事のエキスパートへの道を進まれました。現在は代表取締役専務として、激務の中、後進の指導と育成に当たられています。
 当日はまさに「頼れる親父(生徒談)」として、時に厳しく、しかし暖かいまなざしで、一高生に「社会における勉強とは何か」、「今、何をなすべきか」を熱く語っていただきました。
<一高生へのメッセージ>
 『これから、社会に飛立つ皆さん、今日本の経済は、世界的金融不安や、株価の乱高下などにより、非常に危機に面した状況の中、どの業界が安定的だとか、どの企業が好調だとか、見極めにくい世の中です。
 その昔、高度経済成長期に功績を残した一人一人の粘りある力が、これからはまた求められる時代です。今はなんとか、我々も踏ん張っていますが、これから若い活力ある皆さんが、社会に出て我々と共に生き、そしてより良い社会が築けると期待しております。
 学校での勉強は、「社会に出る前の学力、体力、精神の鍛錬」です。だから卒業後は、自信を持ち、胸を張り、社会に飛び立ってください。絶対やれる。ガンバレ一高!!』

株式会社みずほ銀行
     梅田法人部長 角道 裕司(かくどう ゆうじ)氏
 角道さんのプロフィールをご紹介します。角道さんは、大阪大学をご卒業後、みずほ銀行・梅田支店に入社され、それ以降、同行の人事部・証券部・グローバル企画部等での勤務を経て、証券子会社の経営企画部長として、その経営に参画されて来られました。米国ボストンでのご駐在の後、みずほ銀行本店で証券部長、証券・信託業務部長を歴任され、本年3月より再び、梅田支店で勤務されています。角道さんは現在、梅田法人部の部長として、100名を超える行員をまとめながら、日本と海外を忙しく往復されるなど、国際的にも活躍されています。エネルギッシュな角道さんのモットーは、「大企業や団体のお客様に満足を提供すること」で、有言実行の方らしく、日々、全力投球されています。
 当日は銀行のお仕事を興味深くご紹介していただいただけでなく、現在のご自身を振り返られて、高校時代の恩師との出会いが「学ぶ」ということの意味を考える契機となったというエピソードを、一高生の目線に合わせて、わかりやすくお話していただきました。
<一高生へのメッセージ>
 『インターンシップでは、「視聴+触」覚に訴えたプログラムを立案、工夫を凝らしました。1億円の触感は如何でしたか?是非皆さんも教科書の枠に留まることなく、積極的に様々な体験をすることで、「非日常」の知的興奮に浸って下さい。将来必ずや皆さんの糧となるはずです。』

 ゲストパネリストの方々、貴重なお話を本当にありがとうございました。
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――第3回キャリアガイダンスを終えて――
コーディネーター 2年F組 樋口 大喜 さん (文Ⅰコース)
 今回のキャリアガイダンスは、僕にとっては3回目の挑戦だったので、前回・前々回の反省点を生かして、パネリストの方々のご意見をうまくまとめ、有機的・発展的につなげられるように、事前に何回もテーマ設定とその展開について、実行委員の仲間と検討を重ねました。
 コーディネーターとして、多少、詰まってしまう場面もあったのですが、パネリストの方々の発言にも助けられながら、最終的にはこれまでで一番うまくディスカッションをまとめることができたのではないかと思っています。また、ご協力していただいたアンケートの結果が示すように、学年の半数以上の生徒が、「このシンポジウムは自分たちの将来を考えるきっかけとなった」と回答してくれています。
 3年生に進級すれば、学部・学科選択など、今よりもさらに身近に、そして具体的にさまざまな不安や疑問が出てくると思います。今後も、発展段階に応じた形で、キャリアガイダンスを開催し、このような「学びの場」を通して、「自分たちの将来」について、みなさんと一緒に悩み、考えていけたらと思っています。
 最後に、今回ご出演していただいたゲストパネリストのみなさん、実際にインターンシップに参加し、貴重な体験談を私たちにフィードバックしてくれた生徒代表のみなさん、そして縁の下の力持ち、実行委員のみなさんに御礼申し上げます。ありがとうございました。

司会・進行 2年A組 森 裕一郎 さん (文Ⅰコース)
 私は今回キャリアガイダンス2008で司会を務めさせていただきました。委員長や副委員長である樋口大喜君、樋口拓弥君ほどはキャリアガイダンスの制作の内部に関われなかったのですが、やはり生徒だけでこれほど大規模な企画を執り行うということの困難さ、そしてすごさに感心もしました。
 それに私の司会振りというのは前回にも引き続き酷いものであり、委員長、副委員長の各氏には迷惑をかけてしまったことと思います。折角これほどの大役を授けてもらったというのに非常に後悔と謝罪の念が湧き上がるばかりです。
 しかしその私の体たらくがあったのにも関わらず、百周年記念会館という大規模な会場で行った今回のキャリアガイダンスは主観的に見ても、また批評ぶりから見たとしても大成功で終わることができたと断言しても何ら問題ないでしょう。
 出来ることならこれからも私達が引き続けるという形、さらに下の学年が受け継がせるという形でも、このキャリアガイダンスという素晴らしい企画を途切れさせずにして欲しいと願います。
 最後になりましたが、今回この企画を手伝ってくれたみなさん、そしてなによりキャリアガイダンスに参加してくれた2学年の生徒皆さんに多大な感謝を送りたいと思います。
 ありがとうございました。

ディスプレイアシスタント 2年F組 樋口 拓弥 さん (文Ⅰコース)
 昨年度の第1回キャリアガイダンスには参加者として、第2回キャリアガイダンスにはディスプレイアシスタントという運営側の生徒として関わってきました。第3回に当たる今回のキャリアガイダンス2008は「今までの経験を生かした集大成にしよう」という意気込みの元準備を進めてきましたが、中間や模擬テストの関係で準備期間が思ったほどとれず、今回も会場の機材に触れることが出来たのは当日の本番の数時間前でした。準備の段階では色々なことであわてましたが、何とかやりきることが出来たと思います。これからはキャリアガイダンス2008の運営で培ったさまざまなノウハウを駆使してやっていきたいです。

生徒代表報告者 2年B組 三本松 愛 さん (文Ⅰコース)
 私は、この夏のインターンシップで『子ども情報研究センター』に行ってきました。そこでは、0歳から4歳くらいの子どもたちと遊んだり、スタッフの方のお手伝いをさせていただいたりしました。
 今回のインターンシップ報告会で、この2日間に私が感じた子どものかわいさから親の大変さ、大切さを他の生徒のみなさんにも伝えることができたのはとても有意義だったと思います。ありがとうございました。

生徒代表報告者 2年I組 髙岡 宏之 さん (理コース)
 僕はこの夏、電気工事関係の会社にインターンシップに行きました。そこでいろいろなことを体験させてもらいましたが、どれも興味があり、楽しいことばかりでした。その中でも特に楽しかったのは、CADで自分の部屋の配線図面を作製したことです。いつも家で、趣味でパソコンをいじっていることがこんな場面で役に立つとは思いませんでした。
 インターンシップの報告会では、事前に何を言おうか、きちっと考えていたにもかかわらず、緊張してしまって、しっかりと話せませんでした。将来、就職して企業に入ったら、そういう場面がたくさんあると思うので、今回の発表は僕にとっていい経験になりました。

生徒代表パネリスト 2年C組 葉山 真妃 さん (文Ⅰコース)
 私が今回、このシンポジウムのパネリストになってみようと決心したのは、自分自身がインターンシップで経験した貴重な体験と感動をみんなに伝え、法律に興味を持ってくれる人を増やすことができたらいいなと思ったからです。しかし、いざステージに立ってみると、正直、「緊張」の2文字しかありませんでした。言葉が支離滅裂になり、伝えたいことを思うように伝えることができませんでした。将来、法曹界を目指しているのに、こんなに人前が苦手で口が下手ではダメだと自分の中で反省しました。それでもステージに立つことで、将来、人前で演説する時の練習になりました。
 これからもどんどんステージに立って緊張感に慣れていきたいと思いました。今回は貴重な機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。


――生徒の感想から――
 私はこのキャリアガイダンスで、たくさんの刺激を受け、自分の今までの将来に対する意識が大きく変わったような気がします。また、幅広い知識や経験というものが大切だということもわかり、無駄の無い毎日を過ごさなければならないということを肝に命じました。このような機会を設けて下さった先生方、本当に感謝しています。ありがとうございました。(2年G組 女子生徒)

 私はインターンシップ報告会で生徒による実践報告を聞いて衝撃を受けました。自分は今のままではいけないのだと気づかされました。パネルディスカッションでのインターンシップに協力いただいた企業・団体の代表者から貴重な話を聞くことができたことが、私にとって大きな収穫になりました。
 「キャリアガイダンス2008―自分たちの将来を考えるシンポジウム」は将来のことを真剣に考えるきっかけになったと思います。(2年F組 女子生徒)

 僕は今回、キャリガイダンス2008を観て、いろいろな意見を耳にして、いろいろと強く考えさせられるものがありました。まず自分はもう子供じゃないんだということです。僕ら、高2はそろそろ真剣に自分の行きたい関大の学部や他大学への進学というそれぞれの進路を決めなければなりません。それを決めるには、「将来、自分は何がやりたいのか」というある程度、明確な目標が必要だと感じました。その意味で、企業や団体の方々のお話はとても勉強になりました。
 また、実際にインターンシップ(職場体験)に参加した生徒パネリストの人たちも議論の中で、「目標ができた」とか「勉強に対する思いが変わった」と述べていたのを聞いて、これからの自分の目標を立てる参考になりました。今回のキャリアガイダンスも開催してよかったと僕なりに思いました。今後も続けていって欲しいとも思います。(2年F組 男子生徒)

 インターンシップの報告会で、特に印象的だったのは、「真空パックになっていて、座布団を少し厚くしたくらいの10.7kgもある『生の1億円』を実際に触ってみた!」という、銀行へのインターンシップに参加した生徒の話です。ほかにも、企業の方の生の声が聞けてとてもよかったです。
 普段、自分たちからまったく中身のわからない職種のお仕事を実際に見て、体験できた生徒たちにとっては、また違う、新しい発見ができたのだろうと思いました。(H組 男子生徒)

――ご見学に来られた保護者のご感想から――
 「インターンシップ」という高校ではなかなか実践できないことを生徒・先生・企業側の皆さんが三者一体となって行なったことに関して、驚きと同時に感激いたしました。生徒たちの将来にきっと役に立つ経験・体験だと思います。そのような企画の案を練り、立ち上げ、またその企画を受け入れ、実践した生徒達に心から拍手を送りたいと思います。(2年B組 保護者様)

 第1回・第2回のキャリアガイダンスでは卒業生を招き、高2・高3のコース選択や大学の学部選択に大変参考になる企画を、そして、第3回ではインターンシップを通して具体的に職業を意識し、社会に旅立つ前に自分に「何が必要か」、「今何をすべきなのか」改めて考えるきっかけになった事と存じます。
 今夏、高2全員が職場体験出来ませんでしたが、インターンシップに参加した生徒達の姿を通して、他の生徒達も良い刺激を受けたのではないでしょうか。また、参加者は実際に職場体験した事もさることながら、それを自分たちの言葉で多くの人に伝える事の難しさも併せて学んだ事でしょう。
 最後に、インターンシップにご協力下さった企業・団体の皆様、そして橋渡しに奔走して下さった先生方に、深く感謝致します。「報告書」をもう一度読み返し、これを機に親子で話し合おうと思います。(2年F組 保護者様)

 インターンシップに参加した生徒としなかった生徒の温度差が大きいように感じました。参加人数が少ないので、より多くの生徒が参加できるようになればよいと思いました。(2年J組保護者様)

 インターンシップ報告会を聴かせていただき、一番最初に感じたことは、参加された生徒ひとり一人はとても活き活き、はきはきと力強く発表されていたことで、そのことがとても印象に残りました。実際の体験を通じて感じられたことは、実務だけでなく、人間関係の大切さ、特に人と接していく上での優しさや思いやりの大切さを実感されたようであり、机上の学習では体験できない、「人と人との関わりの大切さ」を肌で感じられたように思いました。
 生徒たちのこの体験は、将来の職業・仕事に就くための今後の心構え等を感じ取っていたようですし、夢、もしくは堅実な将来に向けての選択に大きな影響を与えていくことと思います。(1年生 保護者様)

 インターンシップを体験出来た生徒たちは、社会に少しでも関わることで、より具体的な視野が広がり、将来の仕事を考える上で大変参考になったことと思います。又、実際に体験してきた生徒たちが、勉強の意味、勉強の取り組み方を考えるようになったことも、インターンシップの大きな成果の一つではないかと思います。
 ただ、素晴らしい企画なので、より多くの生徒たちが体験できればもっと良かったのではないでしょうか。先生方も大変ご苦労されたことと思いますが、これからも今年のインターンシップの経験を生かしていただいて、更によりよいキャリアガイダンスになりますよう、よろしくお願い申し上げます。(3年生 保護者様)



 一高生のみなさん、パネリストの方々のお話はいかがでしたか。今回のシンポジウムもみなさんのハートに火をつけるような熱いメッセージが多かったですね。貴重なアドヴァイスを参考に、将来の進路設計に向けて2年次の今からコツコツと準備をしていきましょう。
 最後に、繰り返しになりますが、「自分の将来を考えるシンポジウム」はみなさん自身のためのものです。進路に関する相談、悩み、不安などをみんなで共有し、人生の先輩や友達からアドヴァイスを得ながら一緒に解決していきましょう。その意味において、今回のキャリアガイダンスがみなさんの進路を自らの力で切り拓いていく「きっかけ」となることを切に願います。
 それではまた来年、第4回キャリアガイダンスでお会いしましょう。

※ 「第1回 キャリアガイダンス」の模様は こちら をご覧ください。
※ 「第2回 キャリアガイダンス」の模様は こちら をご覧ください。