interview

vol.5

 

公務員として、人々にとって安全・安心な環境づくりに取り組みたい。

法学部法学政治学科4年次生(取材年度:2021年度)
内定:公務員(県庁職員)

Q1.学生時代に取り組んでいたこと
高校時代の部活動で全国大会出場を果たした経験をもとに、大学では何か新しいことに挑戦したいという思いからホッケーを始めました。入部すると想像以上にホッケー経験者とスキルの差があり、劣等感を感じる毎日でしたが、入部時に目標として定めた「チームに必要不可欠な存在になる」という目標を達成するために、自主練習や徹底したビデオ分析を行いました。その結果、レギュラーの取得や裏方トップの役職である主務を任せてもらい、チームの勝利のために様々な方向から全力で取り組むことができました。


また、学業では大学2年次生から法学部の少人数制プログラムである「公務員プログラム」に参加し、実際に自治体の副市長に政策提案を行いました。その経験から、政治学系のゼミに所属しました。レベルが高く、課題に追われることも多かったのですが、良い環境で学びを深めながら部活動と両立することができました。

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Q2.キャリアセンターをどのように利用していましたか
キャリアセンター職員の方に面接カードや提出書類の作成等、公務員試験全般に関する相談に乗ってもらっていた他、キャリアセンター主催の公務員試験向けのイベントにも参加しました。

書類作成においては、公務員試験が近くなると公務員志望者専用の相談枠を利用し、公務員試験に精通した相談員の方に相談に乗ってもらうことができました。そこで、より専門的な話や試験までのスケジュールなどを聞けたことで合格発表までの全体像がつかめたことは、長期戦である公務員試験を乗り越える中でとても役立ったと感じています。また、6月には、公務員面接対策の専門講師から直接指導を受けられる行事があり、充実した時間を過ごすことができました。内容としては、公務員に特化した集団討論・集団面接対策であり、客観的に自分自身を専門家に評価してもらい、フィードバックももらえたので、本番の試験でも意識して臨むことができ、良い結果につながりました。

Q.3キャリアセンターを利用して特に良かったと思うプログラムは?
キャリア相談の公務員志望者専用枠があったことです。地方公務員の試験では人物重視の傾向が高いため、自分自身を知ってもらう材料となる面接カードや提出書類は非常に重要なものです。そのため、自信をもって志望先に提出できるよう、1年弱かけて作成しました。作成中はキャリアセンターの職員の方に何度も指導してもらい、その都度自己分析をアップデートして修正を重ねたことで、本番の試験では自信をもって面接試験に臨むことができました。私が非常にお世話になった職員の方と初めて出会ったのも、この公務員志望者専用のキャリア相談で担当していただいたことがきっかけでした。公務員試験に精通したキャリアセンター職員の方に出会うことができ、最終合格の報告をするまで何度も力になっていただけたことはとても心強かったです。信頼できる方々が対応してくださるので、皆さんもぜひ利用してみてください。

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Q.4内定業界を志望した理由を教えてください

私が公務員を志望したのは、人々にとって安全・安心な環境づくりに取り組みたいと考えたからです。

小学生の頃、東日本大震災で祖父母が被災し、津波によってあらゆるものを失い、馴染みの地の変わり果てた姿を目の当たりにしました。その際に、小学生ながら漠然と困っている人たちみんなに対して働きかけられる人になりたいと感じ、行政機関の一員として働くことに関心を持ちました。そして、その思いは法学部の公務員プログラムの地域研究でより強固なものとなりました。実際に自治体に政策提案をしたことで、地域の実情を把握し、どうすればより住民の方が過ごしやすくなるのかを大学生なりに一生懸命考えたことは、困難なこともありましたが、とてもやりがいがありました。この経験から、今後40年間を通して地元兵庫県で様々な業務に挑戦していきたいと思うようになりました。

Q5.社会人になって取り組みたいことを教えてください
法学部で学んだ法律に関する知識を駆使して、県職員としての業務に活かしていきたいです。行政機関として法律に基づいて業務を進めることが多いと認識しているので、これまでの知識や知恵に加えて新たな知識も吸収することで、主体的に活躍する職員になり、県民の幸せに貢献したいと考えています。

Q6.就職活動をする後輩に向けてアドバイスをお願いします
就職活動は、大変なことの方が多いとは思いますが、状況一つひとつを自分が楽しむことが大切だと感じました。私は公務員専願で、友人が次々と民間企業から内定をもらって就職活動を終える中、試験を控えていたので「失敗したらどうしよう」と不安や焦りがありました。しかしながら、最終合格すれば「きっと人生で一回きりの就職活動になるはずだ」と思うと、「人生で一回の貴重な経験を楽しまなければもったいない」と気持ちを切り替えることができました。面接試験では楽しむことを一番に意識したことで自然と笑顔になり、ありのままの自分で挑戦することができました。これから就職活動を控えている皆さんは、就職活動と聞くと不安になることが多いと思いますが、それは全員に共通していることです。1人ではなく、仲間と情報共有したり、時には息抜きをして支え合いながら活動を進めてください。また、キャリアセンターなどの信頼できる場所で多くの人を頼りながら、楽しむことを忘れずに頑張ってください。

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