研究叢刊
関西大学東西学術研究所研究叢刊68
『戦争と文学の交渉 古代から近現代へ』
増田 周子 編著
182頁
4,700円+税
関西大学出版部発行
2022年3月に開催された国際シンポジウム論集。
終戦から77年、そしてロシアによるウクライナ侵攻に直面する今日、古代から近現代までの戦争を巡る文学を取り上げ、その意義を読み解く。壬申の乱から戦後日本まで、戦争の悲惨さや苦悩、そして人間愛を描いた数々の作品は、我々に何を問いかけるのか。
関西大学東西学術研究所研究叢刊67
『語彙力の獲得』
沈 国威 編著
236頁
4,700円+税
関西大学出版部発行
語彙力の獲得法を説く
語彙力とは何か。それは必ずしも一般に考えているようにことわざ、慣用句、難解な漢字語の知識ではない。また語彙の量は、語彙力の構成要素ではあるが、両者はイコールではない。語彙力を手に入れるには、語彙の量を増やすと同時に数万といった語を一定の構造に仕上げていかなければならない。著者は異なるもの・ことの名前がどれだけ言えるかより、同じもの・ことの異なる名前がどれだけ言えるかが語彙力の本質に近いと考えている。そして、本書はその獲得法を説くものである。
巻末に政治、経済の文章によく使われる、使い方の難しい一字漢語150語の用例集を収録。
関西大学東西学術研究所研究叢刊66
『国際シンポジウム論文集 内藤湖南研究の最前線』
陶 徳民 編著
344頁
4,700円+税
関西大学出版部発行
2021年11月関西大学で開かれた国際シンポジウム「内藤湖南と石濱純太郎―近代東洋学の射程」の内容の一部として「内藤湖南における学問と政治」、「内藤湖南の学術・芸術とその周辺」と「内藤湖南の儒教思想と仏教観・神道観」をめぐる論考14編を収録。関西大学図書館内藤文庫所蔵資料をフルに活用し、内藤研究における新しい問題意識を示した意欲的論集。
関西大学東西学術研究所研究叢刊65
『国際シンポジウム論文集 内藤湖南と石濱純太郎 近代東洋学の射程 内藤・石濱両文庫収蔵資料を中心に』
玄 幸子 編著
254頁
4,200円+税
関西大学出版部発行
2021年11月開催の国際シンポジウム論文集。内藤文庫(関西大学図書館)・石濵文庫(大阪大学図書館)に収蔵される資料から内藤湖南・石濵純太郎を中心に据えて日本近代東洋学の歩みを見るというテーマでまとめられた。内容は内藤湖南論・石濵純太郎論ばかりでなく敦煌学・言語学・文学など多方面におよぶ。
関西大学東西学術研究所研究叢刊64
『Abraham Lincoln, Samuel Williams and East Asia: A Multilingual Study』
陶 徳民 編著
214頁
5,800円+税
関西大学出版部発行
将軍家茂に返信しジョセフ彦を日本に派遣した大統領、ペリーの通訳官と北京駐在代理公使を務めた宣教師。その影響の諸相を描き出す本書は、明星大学東京リンカーンセンター・リンカーン大統領図書館竝博物館・イエール大学図書館所蔵の一次資料を生かして書かれた論文7編、関連写真170余点と関連目録などより構成されている。本文は英文、中国語文、和文で記載。
関西大学東西学術研究所研究叢刊63
『松陰とペリー -下田密航をめぐる多言語的考察-』
陶 徳民 編著
162頁
4,200円+税
関西大学出版部発行
開国初期の下田湾で演出された日米交渉のドラマを、米側の一次史料と約60点の貴重画像を用いて活写。松陰の旗艦滞留時間の特定、下田獄中の嘆願書の解読、ペリーが行った人道的介入の事実確認など重要な発見を満載。近代東西文化交渉の視野から、日・中・英三言語を駆使して「心が動いた」歴史的瞬間をキャッチした意欲作。
関西大学東西学術研究所研究叢刊62
『西士與近代中國:羅伯聃研究集 -ロバート・トーム研究(研究と影印)-』
沈 国威 編著
314頁
4,600円+税
関西大学出版部発行
1834年来華したイギリス人ロバート・トーム(羅伯聃)が、イソップ寓話を中国語に翻訳したり、中国語と英語の学習書を執筆したりする文化活動だけではなく、アヘン戦争中、外交官としても活躍した。本書は、翻訳史、中国語・英語学習史、外交史の角度から当時の貴重資料を用いてロバート・トームの人間像と貢献に迫る。
関西大学東西学術研究所研究叢刊61
『風景論 ―東アジアから見る・読む・考える』
中谷 伸生 編著
348頁
4,700円+税
関西大学出版部発行
風景とは何か、という問題設定の下、日本美術を中心に、西洋美術や日本史や宗教学の論考を収録して、若手研究者たちによる斬新な研究を紹介する。これらの論考は「東アジア」という視点から考察されたものである。絵画史が多くを占めているが、近年、関心をもたれつつある多様な「風景画」をめぐる論攷となっている。
関西大学東西学術研究所研究叢刊60
『東南アジアの華人廟と文化交渉』
二階堂 善弘 著
146頁
2,400円+税
関西大学出版部発行
シンガポールとマレーシアを中心に、東南アジアの華人たちの民間信仰や道教、習合の状況を現地調査に基づき報告する。またベトナム・タイ・フィリピンのチャイナタウンの廟の状況についても報告。様々な宗教文化が交錯する現象を文化交渉の視点から追う。
関西大学東西学術研究所研究叢刊59
『東西学術研究と文化交渉 -石濱純太郎没後50年記念国際シンポジウム論文集-』
吾妻 重二 編著
512頁
5,700円+税
関西大学出版部発行
近代東洋学のパイオニアとして言語学や敦煌学、チベット学、大阪文化研究などに大きな足跡を残した石濱純太郎は関西大学の中国学・東西学術研究発展の礎を築いた功労者でもあった。2018年はその没後50年にあたるところから国際シンポジウムを開催した。国内外19篇の論考を収め、石濱の足跡と貢献を明らかにする。