博物館情報庫
1981.02.15
マスタープランの無い敷地の拡張
マスタープランの無い敷地の拡張
関西大学千里山キャンパスは、学校の運営方法や学生数の急増に伴い、度々拡張しながら作られてきました。そのような状況の中で、キャンパスの特徴に大きく関わるマスタープランは作成されることがなく、一刻も早く校舎を建てることが求められていました。1949年以降、関西大学は、数多くの校舎の設計を建築家村野藤吾に依頼します。
村野は、キャンパス内に40近くの建物を設計しました。それらは、マスタープランの無いことにより、多様な見た目の建物となっています。しかし、エリアや年代、パーツごとにみると、まとまっている所もあります。また、ひとつひとつが、その場所の環境や条件に合わせて考えられた設計がされており、共通している学生への建築的影響への配慮がみられます。
多様でありながらまとまっている村野建築群をエリアごとにご紹介いたします。
千里山キャンパスのエリアの選択
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