NEWS イベント2024/11/20
2024年11月4日(月)、ベルギーのルーヴェン大学にて、「第15回関西大学EUワークショップ」を開催しました。本取り組みは、大学院生に多様な視点や国際交流の機会を提供することを目的とした「関西大学EU-日本学教育研究プログラム(PEJER)」の一環であり、2008年度より実施しています。今年度は、本学とルーヴェン大学の大学院生5名が研究発表を行いました。
午前の部において、以下3名が発表を行いました。
本学博士課程前期課程・小木曽優佳さん
「弥生土器製作における性別役割分業:Gender division of labour in Yayoi pottery production」
ルーヴェン大学博士課程・アーレンドブッチャーさん
「日清・日露戦争の戦争絵におけるイコノロジー:War Prints of the Sino- and Russo-Japanese War and Its Iconology」
本学博士課程前期課程・磯辺聡実さん
「古代エジプトの女王~日本におけるイメージと実態の観点:Queens of Ancient Egypt-Perspectives on Image and Reality in Japan」
午後の部において、以下2名が発表を行いました。
ルーヴェン大学博士課程ブレヒト・シェレンスさん
「『ゼミ』の隠れた慣習の形成: 1960-1980年代における日本の高等教育のゼミ教育の歴史に対する歴史制度主義的アプローチ」Shaping the Hidden Practices of the zemi (seminar): A Historical Institutionalist Approach to the History of Seminar Education in Japanese Higher Education during the 1960s-1980s
本学博士課程前期課程・橋本朋香さん
「森茉莉のヨーロッパ観 小説作品に影響を与えた美意識」Mari Mori's unique European Perspective:The Aesthetic Influence on Her Novels
本学の平井章一教授と松本大教授、ルーヴェン大学のヤン・シュミット教授の指導のもと、各発表に対する貴重なフィードバックや参加者からの質疑応答を通じて、学術的な議論が活発に行われました。さらに、ワークショップ終了後には参加者間の懇談の場が設けられ、両大学の学生の交流が深まりました。
今回のワークショップは、学生にとって学術研究の発表だけでなく、言語や文化の壁を越えた友好関係を築く貴重な機会となりました。