ロンドン留学体験記

教育 欧州留学体験記2024/06/18

氏名                     一色正太郎

所属・学年         関西大学法学部 3年次生(留学当時)

留学期間             2023年度秋学期

留学先                 イギリス             ロンドン大学 東洋アフリカ学院(SOAS)

 

留学体験記

 

 3年生のこの時期に行ったこの留学は、私にとって一つの挑戦でした。私は、交換派遣留学という中長期留学プログラムで、イギリスのロンドン大学のSOASに留学していました。アジア、アフリカの研究が盛んということもあり、欧州だけでなく、日本、韓国や中国からの留学生も多かったです。ロンドンということもあり、様々な国、地域から留学生が来ており、交わす言葉一つ一つがとても新鮮でした。

 留学先では、「オリエントを中心とした文化比較論」「国際関係学」「メディアが政治に与える影響」「開発学」、そしてアカデミックスキルについて学びました。いずれの授業も事前に何冊か参考図書が課され、それを元に授業中に議論をしていきました。私は、すべての授業において発言しようという意思のもと、予習復習を行っていました。授業のための準備は苦しい一面もありましたが、いずれの分野も学べば学ぶほど興味深く、また教授や学友との多種多様な議論の中で、日本とは異なる、新たな価値観を見出すことができたので、総じて良い経験だったと思います。

 また、授業外でも充実した時間を送れたと思います。SOASは3学期制で、私は1学期と2学期の2期滞在しました。1学期には、寮の友達とフラットのキッチンに集まり、各自、自国の料理を持ち寄ってパーティーを行ったり、一緒に旅行に行ったりしました。2学期には、ビザで週20時間という上限が設けられていたものの、アルバイトが可能でした。そのため、中心街の寿司屋でアルバイトをしていました。私が雇用された当時、お店が開店してまだ2週間しか経っていないというタイミングでした。そのため、オープニングスタッフとして、お店が発展するにはどうすればいいのか、どのような接客がロンドンの人たちに求められるのか、反省と学習を繰り返す日々でした。こうした学校以外での学びも刺激的な経験でした。

 最後に、現在ヨーロッパへの留学を検討されている方、迷われている方など色々いらっしゃるかと思います。ですが、一度足を運ばれることを強くお勧めします。確かに、そこに至るまでの過程は長いかもしれませんが、そのための挑戦にこそ意味があり、そしてそれ以降の挑戦にはより大きな意義があると思います。ぜひ欧州の大学へ赴いていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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