関西大学大学院インフォメーション2024
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   (前期課程(前期課程(前期課程篠原 啓方❶古代朝鮮の外交・制度史、東アジアの碑石文化、韓国・朝鮮文化、韓国現代文化事情❷朝鮮の金石文資料を中心に、高句麗の対外関係、新羅の制度について研究する一方、文化交渉の視点から、東アジア地域の碑石資料を収集している。最近は韓国の現代文化にも関心を寄せている。「東アジアの亀趺の受容と変容―韓国・日本・中国・ベトナムの例をてがかりに―」(2011)、「統一新羅の禅僧碑と王権」(2015)、「南山新城碑冒頭文の解釈と新羅の『法』」(2017)shino@kansai-u.ac.jp藤田 髙夫❶東アジアの歴史と文化、東アジア古代交渉史、中国出土史料研究、近代学術形成史❷中国における国家制度の形成と発展、および東アジア世界における展開と相互の関連性を、出土史料を併用して研究している。また近年は、東アジアにおける近代学術としての歴史学の形成を比較する。「東アジア史をめぐる言説について」(2017)、「林泰輔の中国上代研究」(2016)、「漢代における軍費推算の資料と方法」(2016)、『東アジア木簡学のために』(2014)、「蜀の学堂―漢代成都の郡国学」(2013)などtfujita@kansai-u.ac.jp池尻 陽子❶近世東アジア(ユーラシア東部)の歴史と動態、チベット仏教文化圏の交渉史、清朝のチベット仏教政策史研究❷チベット仏教文化圏(主にチベット・モンゴル・中国)の交渉史を、チベット語・モンゴル語・満洲語・漢語など多言語多系統の史料を用いて研究している。最近は、チベット・モンゴル・中国の境界である青海東部のチベット仏教寺院ネットワークに注目している。「内秘書院モンゴル文檔案にみる17世紀アムド東部のゲルク派諸寺院と清朝」(『チベット・ヒマラヤ文明の歴史的展開』、2018)、『清朝前期のチベット仏教政策―扎薩克喇嘛制度の成立と展開―』(汲古書院、2013)など。yikejiri@kansai-u.ac.jp吉川 和希(前期課程)❶東・東南アジアの歴史、近世東アジアの国際関係、ベトナムの社会と文化❷15~19世紀のベトナム史、特に文書行政、社会変容、中国との関係などを研究している。史料としては、ベトナムの文書館に所蔵される文書史料や、フィールドワークを通じて収集した金石史料や家譜などを使用している。「19世紀前半~半ばにおけるベトナム阮朝の地方支配の変遷と土司」(『歴史学研究』1022、2022)、「十八世紀の北部ベトナムにおける村落の動向」(『史学雑誌』130-6、2021)、「18世紀のベトナム北部山地における軍政と在地首長」(『東南アジア―歴史と文化―』49、2020)k_yskw@kansai-u.ac.jp近代韓国における儒教の展開─経学院を中心に/19世紀徳国伝教士羅存徳及其《英華字典》的研究/柳宗悦における《朝鮮の美》と文化交渉/江戸時代唐船齎来法帖の研究/17-20世紀におけるタイ国華人の研究/東アジア仏教における多羅信仰と文化交渉/『古新聖経』の研究/土田麦僊─欧米巡礼とイタリア美術受容─日本近世期における楽律研究─『律呂新書』を中心として/京城帝国大学における近代韓国儒教研究の展開/青木繁論─世紀末美術との邂逅─/「文化漢奸」と呼ばれた男─万葉集を訳した銭稲孫の生涯/「文法草創期」における中国人の中国語研究/徂徠学派における『老子』学の展開─文化交渉学の視点から❶研究テーマ ❷研究分野 研究業績 E-mail/HPThe Chinese Repository(『中国叢報』)における宣教師の中国語研究について/泊園書院における『中庸』学の展開─朱子学・徂徠学との関係を中心に/中国におけるイメージナレーション─『澄衷蒙学堂字課図説』を中心に─/清末中国における日本製紙幣導入の研究─総督張之洞、袁世凱、岑春煊を中心に─/中国広西チワン族民間信仰における女神ムロッカの神格研究/近代漢越語の研究─『南風雑誌』の語彙付録を中心に─/近世東アジアにおける華夷思想研究/菱田春草研究─日本美術院の理想をめぐって─/台湾・韓国の歴史教科書の比較研究61文化交渉学(東アジアの歴史と動態)博士論文出版助成図書※助成金を獲得し出版された  学位論文論文題目例修士論文後期課程)後期課程)後期課程)

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